暖兔ぽっけ(poyopico.com)は闇金|ラクマネと同じ申込みの仕組み・「金利0%」の固定表示と金銭消費貸借契約書のひな形

✅在籍確認なし・秘密厳守
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「暖兔ぽっけ」(poyopico.com)のトップページは、自分のことを「オンラインお申し込み窓口」とだけ名乗っています。何を申し込む窓口なのかは書かれていません。トップの画面に「融資」「貸付」「金利」「利息」「返済」という言葉は一度も出てこず、「借入」が出てくるのは「1秒診断」の入力欄「他社お借入れ」の1か所だけです。

ところが、このサイトが読み込んでいるプログラムのファイルには、申込みの先に続く画面の文言が入っていました。最終確認の画面の「貸付金額」「金利」「延滞金」、「金銭消費貸借契約書」のひな形、そして申込み後の「延滞中!至急ご返済ください」です。しかもその仕組みは、当サイトが10月に調べたラクマネのサイトと、部品の一つ一つまで同じでした。この記事は、2026年10月28日にpoyopico.comのトップと、ページが読み込むプログラムのファイル(誰でも取得できる公開のファイル)を読み、しもひがし法務事務所の闇金リストの記録と並べたものです。当サイトは申込みも登録もしていません。

トップの画面に書かれていること、いないこと

項目 トップの画面(2026年10月28日)
名乗り 「暖兔ぽっけ オンラインお申し込み窓口」
うたっていること WEBから24時間受付/来店不要/スマホで入力/メールで本人確認
1秒診断の入力欄 年齢(18〜80歳)・年収・他社お借入れ
「融資」「貸付」「金利」「利息」「返済」 どれも0回
運営会社・所在地・登録番号・電話番号 どこにもない
お知らせ 2026年8月20日付の2件(「お申込み前にご確認いただきたい事項について」「安全にサービスをご利用いただくために」)
利用者の声 「20代・会社員 スマホから順番に進められました」
ドメイン poyopico.com は2026年7月26日に登録(RDAP)

正規の消費者金融のサイトにも「◯秒診断」はあります。年齢・年収・他社の借入額を入れると、借りられそうかの目安が出る仕組みです。暖兔ぽっけの「1秒診断」は、その見た目をそのまま借りています。ただし正規の業者は、同じページに登録番号と金利の幅を必ず書いています。暖兔ぽっけは、診断の形だけを置き、お金を貸す業者であることを示す言葉を、トップから全部抜いています。

金融庁の登録業者の検索で「暖兔」「ぽっけ」を引いても該当はありません。もともと貸金業者だと名乗っていないので、登録番号を偽る必要もない作りです。10月に調べたラクマネのサイトは「東京都知事(1)第99999号」という存在しない番号を掲げていましたが、暖兔ぽっけはそもそも番号を書いていません。確かめられる嘘を減らした形とも言えます。

読み込んでいる仕組みは、ラクマネと同じ

このサイトの画面は、最初に読み込むプログラムのファイルが、申込みの各画面の部品を呼び出して作っています。部品の名前と、画面の行き先(アドレスの末尾)は、ファイルの中にそのまま書かれています。同じ日にラクマネ(rakumanne.com)のファイルも取得し、並べました。

比べたもの 暖兔ぽっけ ラクマネ
画面の部品 19個(うち1個はロゴ画像の部品) 18個
名前が一致した部品 18個すべて(ログイン・基本情報・生活状況・勤務情報・緊急連絡先・本人確認・振込先口座・最終確認・契約書作成・申請履歴など)
画面の行き先 13か所すべて同じ(/kyc/basic-info、/kyc/job-info、/kyc/social-info、/kyc/contact-info、/kyc/id-auth、/kyc/bank-info、/loan/confirm、/order ほか)
入力した情報の送り先 同じ外部のデータベース(ファイルに書かれた送り先の識別子が一致)
来訪者のIPアドレスを外部サービスで調べる処理 あり あり
広告の流入元を記録する外部の計測先 同じ(名前に「loan(融資)」を含む計測サービス)
ドメインの登録日 2026年7月26日 2026年5月2日

poyopico.com・rakumanne.com の表示用ファイル(2026年10月28日取得)。送り先の識別子そのものは載せない。

画面の見た目と名前は違っても、入力された情報が行き着く先は同じです。ラクマネの申込みで渡した情報と、暖兔ぽっけの申込みで渡した情報は、同じ場所に集まる作りになっています。

行き先の名前にも注目してください。申込みの最後の確認画面のアドレスは「/loan/confirm」です。loanは英語で「融資」「貸付」の意味です。トップの画面からは抜かれている言葉が、仕組みの名前には残っています。

1つのデータベースに、看板ごとの「会社の符号」

ラクマネの記事では、ラクマネのファイルに「HRZK」という4文字の符号が入っていて、申込みの記録をその符号付きで集計先へ送っていることを書きました。暖兔ぽっけのファイルの同じ位置には、「NTPK」という別の符号と、「暖兔ぽっけ」という名前が組になって書かれていました。ラクマネのファイルでは、同じ位置で「HRZK」と「ラクマネ」が組になっています。

看板 ファイルに書かれた符号 組になっている名前 ドメイン登録
ラクマネ HRZK ラクマネ 2026年5月2日
暖兔ぽっけ NTPK 暖兔ぽっけ 2026年7月26日

プログラムは、この符号でデータベースの中の「会社」を探し、見つからなければ「Company not found(会社が見つからない)」として処理を止めます。登録の記録には、利用者の名前、来た経路が「APP」(アプリ)か「H5」(スマートフォンのブラウザ)か、IPアドレス、市区町村が一緒に残る作りでした。広告や紹介元ごとの「チャネル」も同じデータベースの表から読み出され、チャネルごとに案内するLINEのリンクが決まっています。

つまり、1つのデータベースの中に看板ごとの符号があり、看板を増やすときは、名前と符号と見た目を替えたサイトを足すだけで済む仕組みです。ラクマネと暖兔ぽっけのほかに、同じデータベースに何枚の看板がつながっているのかは、ファイルからは分かりません。少なくとも2枚あることは、確かめられました。看板の名前で検索しても、もう1枚の看板には行き着きません。

申込みの6段階は、ラクマネの記事で調べたものと同じ

申込みの各画面で求める項目は、ラクマネの記事で順に並べたものと一致しました。基本情報でマイナンバー(個人番号)を入力させ、生活状況で最終学歴・婚姻状態・子どもの人数・SNSのアカウント、勤務情報で勤務先の名前・住所・電話番号、緊急連絡先で配偶者・友人・同僚などの名前と番号、本人確認でマイナンバーカードの表と裏と顔を写した動画、最後に振込先の口座です。画面の文言には「通話履歴へのアクセス許可が必要です」「連絡先へのアクセス許可が必要です」も入っています。

口座の画面には「借入金の振込先口座をご登録ください」「借入金はこちらの口座へ振り込まれます」とあり、本人確認の画面は給与明細について「未提出の場合、審査結果やご融資可能額に影響することがあります」と書いています。トップでは使わなかった「借入金」「ご融資」が、申込みが進んだ先で初めて出てきます。

マイナンバーの提供を求めることが番号法15条とどう関わるかは、申込みで渡す情報の記事にまとめています。

最終確認の画面:「金利 0%」と「手数料」

ラクマネの記事では、最終確認の画面に「貸付金額」「手数料」「入金額」「ローン期間」「金利」「延滞金」の項目が並ぶことまでを書きました。今回ファイルを読み直すと、そのうち2つの値は、画面を作るプログラムに文字として書き込まれていました。

最終確認の項目 値の出し方
貸付金額 「借入レベル」を選ぶと、そのレベルの借入額が出る
手数料 レベルごとの額が出る
入金額 貸付金額から手数料を引いた額
ローン期間 「◯日間」と日数で出る
金利 「0%」と書き込まれた固定の表示
延滞金 「10%」と書き込まれた固定の表示

poyopico.com の最終確認画面の部品ファイル(2026年10月28日取得)。

借りる人が最後に見る画面では、金利はいつも「0%」です。その代わりに「手数料」が貸付金額から先に引かれ、残りが入金されます。お金を借りる対価を「利息」ではなく「手数料」と呼び、先に差し引くことで、画面の上の金利を0%に見せる作りです。

利息制限法も出資法も、名目が手数料でも、貸付に関して受け取るお金は原則として利息とみなして計算します。名前を変えても、上限の判定から外れるわけではありません。画面の「0%」は、法律の上の金利とは関係のない数字です。

記録の数字で、実際の重さを見る

しもひがし法務事務所の闇金リスト(2026年9月30日投稿)は、暖兔ぽっけの取引を「1万2,000円の貸付に対して、20日間で8,000円の利息を要求する」と記録し、年利を約1,217%としています。連絡にはLINE(アカウント名「暖兔ぽっけ カスタマー」)と電話が使われ、主な取引はLINEで行う、とあります。

記録 受け取る額 期間 上乗せ 年利に直すと
暖兔ぽっけ(しもひがし、2026年9月) 12,000円 20日 8,000円 約1,217%
ラクマネ(しもひがし、2026年6月) 12,000円 7日 8,000円 約3,476%

計算式=上乗せ÷受け取る額÷日数×365。ラクマネの記録はラクマネの記事で確認したもの。

同じ仕組みで動く2つの看板の記録は、どちらも「1万2,000円に対して8,000円」でした。違うのは期間だけです。1万2,000円を年20%の上限で20日借りた場合の利息は約131円なので、8,000円はその約61倍にあたります。

しもひがし法務事務所は、暖兔ぽっけを悪質度「★★★(普通)」に分類しています。同じ事務所が先払い買取の業者のほとんどを「★★(低め)」としているのと比べると、一段重い扱いです。記録には、不都合なことがあると番号を通知しない電話でいたずらの電話をかけてくることがある、とも書かれています。

契約書のひな形に書かれていること

申込みの最後に指で署名をさせる画面には、「金銭消費貸借契約書」を作る部品がついています。金銭消費貸借は、お金の貸し借りの契約を指す法律の言葉です。トップでは一度も「貸付」と言わなかったサイトが、署名させる書面では、はっきり貸し借りの契約を結ばせています。ひな形の条文は次のとおりでした。

第1条(貸付金)甲は乙に対し、本契約締結日に金◯円を貸し付けます。
第2条(返済方法)返済期日:◯/返済方法:甲が指定する口座への銀行振込とします。返済期日の午前11時までに入金が確認できない場合、延滞となります。
第3条(合意管轄)本契約に関する紛争については、甲の本店所在地を管轄する裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
本契約は、乙の署名をもって成立し、効力を生じるものとします。

poyopico.com の契約書作成部品のファイル(2026年10月28日取得)。◯は申込みの内容で埋まる箇所。

読むべき点が3つあります。

  • 返済期日の「午前11時」。期日の夕方に振り込んでも、その日の午前11時を過ぎていれば延滞になります。そして延滞金は、最終確認の画面に固定で書かれた「10%」です。
  • 貸主の名前と本店所在地が、サイトのどこにもない。第3条は争いの裁判所を「甲の本店所在地」で決めていますが、甲が誰で、どこに本店があるのかは、申込みの前に知る方法がありません。最終確認と申請履歴の部品には、貸主の名前の初期値として「株式会社マイ」という文字が入っていて、実際の名前は申込みの後でデータベースから読み込まれる作りでした。
  • 利息の条文がない。ひな形には、利率も利息の額も書く欄がありません。お金の対価は、最終確認の画面の「手数料」として、契約書の外で先に引かれています。

申込みの後の画面:「申請履歴」に並ぶ状態

申込み後の「申請履歴」の画面には、手続きの状態を示す言葉が用意されています。審査中/一次審査通過/再審査中/契約署名待ち/送金準備中/返済中/延滞中/完済/審査落ち/融資不可/取消済。ここでも「融資」という言葉がそのまま使われています。

そのほかに、次のような案内の文言がありました。

  • 「審査完了!金額が変更されました(¥◯)新しい金額で再署名が必要です」……署名した後で金額が変わり、もう一度署名させる流れが用意されている
  • 「申請後、公式LINEカスタマーサポートを必ずご登録ください。これを怠りますと、審査が不合格となる可能性がございます」……最後はLINEへ移る
  • 「続期をご希望の場合、続期手数料が発生いたします」……返済日を延ばすときの手数料。額はLINEで聞く形
  • 「件のローンが進行中です。最大2件まで借りられます」……同時に2本まで借りられる

延ばすにも手数料、同時に2本。1本目の返済日に払えない人が、手数料を払って延ばすか、2本目を借りて1本目に回すか、という道が最初から用意されています。

Androidアプリとしても配られている

最初に読み込むプログラムのファイルには、もう一つ、別のドメインのアプリのファイル(rabitjp.com/rabitjp.apk)の場所が書かれていました。rabitjp.comを開くと、暖兔ぽっけと同じトップの画面が表示されます。このドメインは2026年7月25日、poyopico.comの前日に登録されたものです。

プログラムには、アプリの中で動いているかどうかを確かめ、アプリの版の番号を読み取る処理も入っていました。申込みの画面の「通話履歴へのアクセス許可」「連絡先へのアクセス許可」「カメラとストレージへのアクセス許可」という文言は、ブラウザで開いたときよりも、このアプリの中で動かしたときに意味を持つものです。当サイトはアプリをダウンロードしていないため、アプリが実際に何を読み取るのかは確かめていません。ただ、公式のアプリストアを通さず、ウェブから直接配られるアプリ(.apk)を入れて、電話帳や通話履歴へのアクセスを許すことの危うさは、相手が誰であっても変わりません。

暖兔ぽっけの画面に出会ったとき、どこで止まるか

このサイトは、先へ進むほど多くのものを差し出させる順番で作られています。どの段階で止まるかを、先に決めておくことができます。

画面 そこで渡すもの 止まる目安
トップ・1秒診断 年齢・年収・他社の借入額 何を申し込む窓口か書いていない時点で、ここで閉じる
メール認証 メールアドレス 相手の会社名が分からないまま、連絡先を渡すことになる
基本情報 名前・携帯番号・マイナンバー マイナンバーを求められたら、その場で止める
生活状況・勤務情報・緊急連絡先 住所・SNS・勤務先・家族や同僚の番号 自分以外の人の情報を渡す段階。取り消せない
本人確認 マイナンバーカードの両面・顔の動画・給与明細 顔とカードを一緒に写した動画は、なりすましにも使える材料になる
最終確認・署名 指の署名 貸主の名前と本店所在地が出てこないなら、署名しない

すでに途中まで進んでしまった人は、どの画面で何を入力したか、緊急連絡先に誰の番号を書いたかを書き出してください。アプリを入れた人は、アプリに与えた許可(連絡先・通話履歴・カメラ・ストレージ)を端末の設定で確かめ、外すことができます。借りてしまった後の動き方は借りる前・借りた後の判断のページに、こうした相手に払ったお金の扱いは最高裁平成20年6月10日判決の記事にまとめています。当サイトで記録したほかの業者は、トップページから探せます。

この記事のまとめ

  • 暖兔ぽっけ(poyopico.com、2026年7月26日登録)のトップは「オンラインお申し込み窓口」とだけ名乗り、「融資」「金利」「返済」などの言葉が一度も出てこない。運営者の名前・所在地・登録番号もない。
  • 読み込むプログラムは、ラクマネと画面の部品18個・行き先13か所が一致し、入力した情報の送り先のデータベースも同じ。同じ仕組みで動く別の看板。
  • 最終確認の画面の金利は「0%」の固定表示で、対価は「手数料」として先に引かれる。延滞金は「10%」の固定表示。
  • 署名させる書面は「金銭消費貸借契約書」。返済期日の午前11時を過ぎれば延滞。貸主の名前と本店所在地は申込みの前に分からない。
  • 申込み後は「続期手数料」と「最大2件まで」の案内。記録は「1万2,000円に20日で8,000円」(年利約1,217%)。
  • 別ドメイン(rabitjp.com、7月25日登録)からAndroidアプリのファイルが配られ、画面には通話履歴・連絡先へのアクセス許可を求める文言がある。

出典:暖兔ぽっけ(poyopico.com)のトップと表示用ファイル、rakumanne.com の表示用ファイル、rabitjp.com のトップ(いずれも2026年10月28日取得)/poyopico.com・rabitjp.com の登録情報(RDAP)/金融庁 登録業者の検索(2026年10月28日)/しもひがし法務事務所 闇金リスト「暖兔ぽっけ」(2026年9月30日投稿)。計算は当サイト。