マネーケア(citymoneys.xyz)は闇金|申込みフォームの13項目と隠し欄、売りに出たドメイン

✅在籍確認なし・秘密厳守
↓

「マネーケア」は、citymoneys.xyz というアドレスで申込みフォームを出していた、貸金業の登録がない業者です。2026年10月8日に金融庁の登録業者の検索で「マネーケア」を引くと、該当は0件でした。今そのアドレスを開くと、マネーケアのページは無く、ドメインそのものが799ドルで売りに出されています。

サイトはもう見られませんが、インターネット・アーカイブ(Wayback Machine)には2022年7月から2025年11月までの保存記録が約500件残っています。この記事では、保存されたページの中身、とくに申込みフォームの欄を1つずつと、画面には出ない隠れた1行を読み、そこから分かることと分からないことを分けて書きます。名前を検索して、申し込む前に確かめたい人、あるいはもう入力してしまった人に向けた記事です。

まず結論:このページで分かること、分からないこと

項目 保存記録・公的な検索で確かめた結果
貸金業の登録 金融庁の検索で「マネーケア」は0件(2026年10月8日)
会社名・住所・電話番号 ページのどこにも書かれていない
金利・返済方法・遅延損害金 ページのどこにも書かれていない
サイトの作り 1ページだけ。説明4段階と申込みフォームで全部
保存記録の期間 2022年7月16日〜2025年11月8日
今のアドレス 売りに出されたドメインの案内ページ(799ドル)

登録がある貸金業者は、広告に商号・登録番号・貸付けの利率などを出すことが貸金業法で決められています。マネーケアのページには、そのどれもありません。あるのは「24時間お申込みが可能」「独自の審査基準」「大手延滞や過去に金融事故があった方でもお申込み頂けます」「保証人はもちろん担保も不要」という文と、個人情報を書き込む欄だけです。

このうち「大手延滞や過去に金融事故があった方でもお申込み頂けます」という文は、よく読むと「申し込める」と言っているだけで、「貸す」とは言っていません。審査に通るとも、いくら貸すとも書いていない。約束しているのは、入口が誰にでも開いていることだけです。断られ続けた人ほど「申し込める」を「借りられる」と読みたくなりますが、ページが受け取ると決めているのは、お金の相談ではなく、次に並ぶ欄の中身です。

ページの上半分:4つの「簡単ステップ」

保存されたページは、上から「ご融資までの簡単ステップ」の4段階が並び、その下に申込みフォームが続く作りでした。4段階の中身を、ページの文言どおりに要約すると次のとおりです。

段階 ページの説明 読み取れること
STEP1 ネットから申込み。来店不要、パソコンやスマートフォンから24時間 窓口の場所は書かれていない
STEP2 申込みの確認。記入したLINE・メール・電話で連絡。入力内容について簡単な質問をする場合がある 最初の連絡の手段は、申込む側が書いた連絡先しかない
STEP3 大手消費者金融とは違う、独自の基準で審査。結果はメールか電話 何を基準にするのかは書かれていない
STEP4 契約。即日融資、指定口座へ振込み 契約書の形、利息、返済日は書かれていない

STEP4に「ご契約」とありますが、契約の中身に当たる数字が1つも出てこないのが、このページのいちばん大きな特徴です。借りる額の上限も、ページの本文にはありません。闇金の情報をまとめた外部のサイトには「限度額1万円〜50万円、利息は不明、審査は最短即日(2026年5月3日時点の情報)」と載っていますが、Waybackに残るページの文字の中には、この限度額の記載は見当たりませんでした。数字の出どころは分かりません。

申込みフォームの欄を、上から順に読む

フォームは「確認画面へ進む」ボタンで次へ進む作りで、送り先は同じアドレスにある formconf.php という確認用のプログラムでした。欄は次の13項目です。

欄 必須か 選び方・書き方
氏名 必須 手入力(20文字まで)
生年月日 必須 昭和・平成から選び、年・月・日を選ぶ
性別 必須 男性・女性
住所 必須 都道府県を選び、その先を手入力
携帯番号 必須 3つの枠に分けて入力
E-MAIL 必須 手入力
LINE ID 任意 「LINEでのやり取りを希望される方はご入力下さい」
勤務形態 必須 正社員・派遣社員・アルバイト・パート・その他
勤務先名 必須 「主婦の方は主婦と記入」
勤務先番号 必須 3つの枠に分けて入力
保険証区分 必須 社会保険・共済保険・組合保険・国民健康保険・その他・未加入
給料日 必須 手入力
借入希望額 必須 手入力。最初から「例)10万円」という文字が入っている

Wayback Machine 保存記録 citymoneys.xyz(2022年7月16日・2025年10月11日ほか)の申込みフォームから。

欄の並びから見える、相手が知りたいこと

この13項目を「お金を貸すために要るもの」と「お金を取り返すために要るもの」に分けてみると、後者がほとんどを占めていることが分かります。

まず勤務先名と勤務先番号が両方とも必須です。名前だけでなく、職場に直接かけられる番号まで求めています。主婦の人には「主婦」と書かせる一方で、勤務先番号の欄は必須のまま残っています。次に給料日。給料日は、返済日をそこに合わせる時にも、取り立てる時にも使える情報です。そして保険証区分。社会保険か国民健康保険かで、勤め先に籍があるかどうかのおおよその見当がつきます。

反対に、正規の貸金業者の申込みなら必ず聞かれる年収と他社からの借入額の欄がありません。登録業者には、年収の3分の1を超える貸付けを原則として禁じる決まりがあるので、年収と他社借入を聞かずに審査をすることはできません。それを聞かないフォームは、返せる額を確かめる気がないフォームだと言えます。代わりに聞いているのが、職場の番号と給料日です。

「例)10万円」は、消さないとそのまま送られる

借入希望額の欄には、最初から「 例)10万円」という文字が入っていました。よくある薄い灰色の見本の文字ではなく、欄の値そのものとして入っている形です。ページのプログラムを見る限り、消さずに確認画面へ進めば、この文字が希望額としてそのまま送られます。借りたい額を考える前に、10万円という数字が先に置かれていた、ということです。

使われていない「ふりがな」の確認

ページが読み込んでいた js/err.js という小さなファイルには、「『ふりがな』が未入力です」と知らせる処理が書かれていました。ところが、フォームには「ふりがな」の欄がありません。別のフォームのために書いた部品を、そのまま持ち込んだ跡だと読めます。ページの見た目は整っていても、中身は使い回しの部品で組み立てられていた、ということの小さな証拠です。

画面に出ない1行:どこから来た人かを書き込む欄

フォームの中には、画面には表示されない「隠し欄」が1つありました。名前は subject(件名)です。2025年10月11日に保存された記録では、この欄に次の文字が入っていました。

japan002&aid=837296392d0739169262b4e5d3e66120

この文字は、そのときページを開いたアドレスの「?」より後ろの部分と同じです。つまり、どのアドレスからページに来たかが、申込みの件名としてそのまま業者の手元に届く作りでした。2023年4月の「?change」で開かれた記録では隠し欄の中身は「change」、2023年12月の「?change03」では「change03」になっていて、来た道ごとに件名が変わることが確かめられます。

Waybackに残っていた「?」の後ろの文字を、種類ごとに数えると次のとおりです。

付いていた文字 保存記録の数 最初の記録 最後の記録
japan001 19件 2022年7月 2025年10月
japan002 22件 2022年10月 2025年11月
japan003 5件 2022年10月 2025年7月
japan004 14件 2025年4月 2025年10月
japan005 11件 2022年10月 2025年10月
japan006 52件 2022年9月 2025年10月
japan007 3件 2023年1月 2025年8月
japan008 8件 2023年12月 2025年8月
japan009 7件 2024年5月 2025年10月
japan010 1件 2025年5月 2025年5月
change/change02/change03 3件/3件/2件 2023年4月 2025年10月

Wayback Machine の記録一覧(CDX)を citymoneys.xyz で取得し、アドレスの「?」以降で分類(2026年10月8日取得)。

数字は「Waybackが保存した回数」で、実際に何人がそのアドレスから来たかではありません。それでも、japan001から010まで少なくとも10通りの入口が用意され、さらに「aid=」の後ろに付く長い文字は36種類あったことから、広告や紹介の出し先ごとに、どこから何人の申込みが来たかを数えていたと考えるのが自然です。1ページだけの小さなサイトに見えて、集客の入口は複数あり、その成果を件名で仕分けていたわけです。

見方を変えると、このフォームに入力した人は、名前や勤務先と一緒に「どの広告を見て来たか」まで相手に渡していたことになります。どこで声をかけられた人なのかが分かれば、業者はその入口に合わせた話し方をすることもできます。

ドメインの移り変わり:2022年から売り物になるまで

アドレスそのものの記録を時間の順に並べると、次のようになります。

時期 記録に残っていること
2022年7月16日 Waybackの最初の保存。この時点で、説明4段階と13項目のフォームはできあがっている。ページの下には「Copyright © 2022 マネーケア」
2022年7月22日 闇金を紹介する外部サイトが、マネーケアを「金融庁のデータベースに出てこない」業者として掲載。同じ名前で別のデザインのサイトを使うこともあると注意している
2023年2月12日 ウイズユー司法書士事務所が、070-9039-5599 の番号を使う「マネーケア」について、店舗を持たない闇金で、取り立てを止める対応をしたと公開
2023年5月 ページの画像に main.jpg が加わる(以後の保存記録に現れる)
2023年11月〜2025年3月 webmail.citymoneys.xyz(同じドメインのメール用の入口)の保存記録がある
2025年7月〜10月 保存の数が月に7〜10件ほどに増える。中身のフォームは2022年と同じ
2025年11月8日 「?japan002」付きのページとして、フォームが残る最後の保存
2026年9月3日 今の登録が始まった日(登録情報の公開データ RDAP)。有効期限は2027年9月3日、名前サーバーはドメイン売買の会社のもの
2026年10月 アドレスを開くと、ドメインが799ドルで売りに出ている案内が出る

2022年と2025年のページを比べると、文字の部分はほぼ同じでした。3年以上、説明もフォームも変えずに同じページで申込みを集め続けていたことになります。そのあいだに外部の記録や司法書士事務所の記録が出ても、ページは止まりませんでした。

2026年9月3日に今の登録が始まっているので、2025年11月から2026年9月のあいだのどこかで、前の持ち主はこのドメインを手放したと見られます。期限が切れたドメインを売買の会社が拾い、売り物にした形です。前の持ち主が誰だったかは、今の登録情報からは分かりません。

売りに出たドメインで気をつけること

ドメインが売りに出ているということは、誰でも買えるということです。昔の広告や、どこかに残ったリンク、手元のブックマークから citymoneys.xyz を開いた時、次に何が出るかは、次に買った人しだいです。同じ「マネーケア」の名前で、似たフォームが置かれることもありえますし、まったく別の業者のページになることもありえます。外部の記録が「同じ名前で別のデザインのサイトを使うこともある」と書いていたのと同じで、名前やアドレスは、相手が誰かを保証する目印になりません。

記録に残る電話番号と、そこで起きていたこと

ウイズユー司法書士事務所の記録(2023年2月12日)では、マネーケアの番号は 070-9039-5599 とされています。同じ記録は、闇金に個人情報を渡すと、借りるのを止めたいと伝えても「キャンセル料」を求めてきたり、口座に勝手にお金を振り込む「押し貸し」をしたりする場合があると注意しています。一度でも言われるままに払うと、その後も理由をつけて何度も請求されることになる、とも書かれています。

この番号はサイトには載っていませんでした。サイトの説明では、最初の連絡は「お申し込み時にご記入頂いた、LINE。メールやお電話にて」となっています。つまり、相手の番号は、こちらが申込みを送った後に、相手からかかってきて初めて分かる仕組みです。かかってきた番号を控えておくことが、後で状況を説明する時の手がかりになります。

年収は聞かずに勤め先の番号と給料日を聞く、という同じ組み合わせのフォームは、2026年6月にできた「あおいろクレジット」にも見つかりました。こちらは今の借金の額と件数まで選ばせます。→ あおいろクレジットの16項目のフォームと、書かれていないもの

入力した欄ごとに、何が起こりうるか

フォームに入力してしまった人は、送った欄から、相手が何をできるかを逆算しておくと、次にかかってくる電話やメッセージの意味が分かりやすくなります。

送った欄 相手ができること こちらで控えておくこと
携帯番号・E-MAIL・LINE ID 本人への直接の連絡、別の業者名での勧誘 かかってきた番号、メッセージの日時と文面
勤務先名・勤務先番号 職場への電話。在籍の確認を装うことも、取り立てに使うこともできる 職場に不審な電話が来たら、その日時を職場の人にも控えてもらう
給料日 その日に合わせた支払いの要求 給料日前後に来た連絡の記録
住所・生年月日 本人であることの確認、自宅宛ての郵便 身に覚えのない郵便物や荷物は開ける前に記録
口座(後の連絡で聞かれた場合) 勝手な振込み(押し貸し) 入金があっても使わず、日時と金額と振込人の名前を控える

大事なのは、相手から言われた額を、言われるままに払わないことと、やり取りを消さずに残すことです。闇金との契約は、法律の上で利息も元本も払う義務が認められない場合があります。ただし、自分だけで相手と交渉すると、家族や職場に連絡すると言われて、払ってしまうことが多くなります。どう動くかを決める前に、記録をそろえて、闇金の対応をしている法律家に見せるのが近道です。

「マネーケア」の名前で検索した人へ

マネーケアという名前で検索している人は、だいたい次のどれかに当たると思います。それぞれ、今日やることを分けておきます。

まだ申し込んでいない

申し込まないでください。金融庁の検索で名前を引いて、出てこない相手には個人情報を送らないのがいちばん確かな防ぎ方です。登録がある業者でも、名前だけ似せた偽物がいるので、登録番号と、検索結果に出る電話番号やホームページのアドレスが一致するかまで見ます。

フォームを送ったが、まだお金のやり取りはない

相手から連絡が来ても、口座番号や身分証の画像を送らないこと。「キャンセル料」を求められても払わないこと。かかってきた番号とメッセージは消さずに残すこと。この3つです。

もう借りた、または勝手に振り込まれた

入金があったら、そのお金を使わずに残し、入金の日時・金額・振込人の名前を控えます。返済を求められた日時と額、相手の番号を、時間の順に1枚のメモにまとめておくと、相談の時にそのまま見せられます。

今、急ぎでお金が要る事情があるなら、闇金に頼る前に、登録業者での借り方や、借りずに済む方法を確かめてください。どこに何を相談すればよいかは、別の記事に順を追ってまとめています。

この記事のまとめ

  • マネーケア(citymoneys.xyz)は、金融庁の検索で出てこない、貸金業の登録がない業者。ページには会社名・住所・金利が1つもない
  • フォームは13項目。年収や他社借入は聞かず、勤務先の番号・給料日・保険証の種類を必須にしていた
  • 画面に出ない隠し欄で、どのアドレスから来た人かを件名に書き込んでいた。入口の印は japan001〜010 など少なくとも10通り
  • 2022年7月から2025年11月まで同じページが保存されている。今はドメインが売りに出ていて、次に誰が使うかは分からない
  • 入力してしまったら、払わない・送らない・記録を消さない。そのうえで法律家に見せる

相談先を選ぶ順番は → ソフト闇金で借りる前に確かめること

確かめた資料:金融庁 登録業者の検索(2026年10月8日)/Wayback Machine 保存記録 citymoneys.xyz(2022年7月16日〜2025年11月8日)と記録一覧(CDX)/RDAP 登録情報 citymoneys.xyz(2026年10月8日取得)/ウイズユー司法書士事務所「07090395599は闇金マネーケア」(2023年2月12日)/闇金紹介サイト「マネーケア【闇金の口コミ評判】」(2022年7月22日)/ヤミ金業者リストサイト「ソフト闇金マネーケア」(2026年5月3日時点の情報)。いずれも2026年10月8日に閲覧。