レンカウの口コミより先に|2年で払う総額はメーカー価格の約1.71倍、運営はクラポのエイシン産業・1年未満の返却は12か月分

✅在籍確認なし・秘密厳守
↓

「レンカウ(Renkau)」は、ローンもクレジットカードも使えない人に向けて、新品の家電やスマホを「2年でもらえるレンタル」として渡すサービスです。2026年10月19日に公式サイトの月額を24倍して、メーカーの今の価格と比べると、iPhone 17(256GB)は約1.71倍、Nintendo Switch 2は約1.72倍、PS5 デジタル・エディションは約1.72倍でした。

公式サイトの「口コミレビュー」には51件の声が並び、星4と星5が39件を占めます。ただ、51件のうち、2年間で払う総額に触れたものは1件もありませんでした。この記事は、口コミを読む前に確かめておきたいことを、申し込む人が確かめる順番に並べたものです。数字はすべて、2026年10月19日に読んだ公式サイト、利用規約、メーカーの公式ページによります。

順番1:相手は誰か

レンカウのサイトの「運営会社」と「特定商取引法の表記」によると、サービスを提供しているのはエイシン産業株式会社です。所在地は札幌市中央区南1条西6丁目、設立は1987年11月18日、代表取締役は皆川章生。顧客情報の管理や延滞の連絡などの業務は、茨城県土浦市の株式会社CURAPOに委ねているとあります。マーケティングは、2025年2月14日設立の株式会社SMASH(土浦市)が担当していると書かれていました。

同じ「運営会社」のページの表では、エイシン産業の資本金は1,000万円、株式会社CURAPOは1980年3月1日設立で資本金9,000万円、どちらも親会社は株式会社MEDSホールディングスです。両社とも事業内容は「レンタルサービス提供」と書かれ、許認可の欄には貸金業の登録ではなく、北海道公安委員会と茨城県公安委員会の古物商の許可番号が載っていました。レンタルの事業として届け出ている、ということです。

このエイシン産業は、北海道で「クラポ」の看板を出している消費者金融の会社そのものです。金融庁の登録では北海道知事(13)石第03056号の登録貸金業者で、関東のクラポ(土浦店)は株式会社CURAPO(茨城県知事(14)第00488号)です。レンカウの審査の電話番号として案内されている050-3494-0315も、ヘルプでは「クラポ札幌本店」と書かれています。クラポの2つの会社と、公式の電話番号を登録と照らし合わせた結果は、別の記事にまとめています。→ クラポ(札幌・土浦)の2つの登録会社と電話番号の照合

つまり、レンカウは正規の貸金業者がキャッシングとは別に出している「レンタル」の商品です。登録のない業者の「後払い」や「先払い買取」とは、相手の素性という点で大きく違います。ここは安心してよい部分です。そのうえで、次の順番からは、料金と契約の中身を見ていきます。

申し込んでから届くまで

ヘルプの「Renkauを利用する流れ」によると、手順は、会員登録、商品の選択と注文、口座振替の情報の登録、電話での審査、結果のメール、発送、の順です。審査は「Renkau独自の審査」で、本人確認書類の提示を求めることがある、とあります。特定商取引法の表記では、品物が届くのは「審査通過後(最長45日)」です。トップページには、申込みが多く審査結果の案内まで数日かかっている、というお知らせも出ていました。「今日すぐに必要」という時に間に合う仕組みではありません。

支払いは銀行口座からの引き落としで、クレジットカードやコンビニ払いは使えません。札幌本店に所属する利用者は口座振替だけ、ほかの店(土浦・苫小牧・旭川・札幌東)に所属する利用者は銀行振込も選べ、その場合の振込手数料は利用者の負担です。どの店に所属するかは、マイページの公式LINEのIDで分かる、とヘルプにあります。

順番2:2年で、合わせていくら払うか

商品ページの料金は「月額(税・送料込み)」で、どの商品にも「月額課金の自動終了:24ヶ月目で終了」「レンタル品が2年後にもらえます」とあります。ヘルプの「Renkauとは?」は、23か月のレンタルのあと、24か月目に1か月分を払うと所有権が移る、と説明しています。月額の24回分が、品物を自分のものにするまでに払う額です。

商品 レンカウの月額 24回分の合計 メーカーの今の価格 差額 倍率
iPhone 17 256GB(新品・SIMフリー) 11,388円 273,312円 159,800円 113,512円 約1.71倍
Nintendo Switch 2(日本語・国内専用) 4,286円 102,864円 59,980円 42,884円 約1.72倍
PS5 デジタル・エディション 日本語専用 3,953円 94,872円 55,000円 39,872円 約1.72倍

レンカウの月額は2026年10月19日の商品ページ。メーカーの価格は同日の Apple Store(iPhone 17 256GB)とプレイステーション公式(PS5)、Switch 2 は任天堂が2026年5月25日に改定した価格(Impress Watch 2026年5月8日の記事による)。いずれも税込。

3つの商品で、倍率がほぼそろっていることに目が行きます。メーカーの価格におよそ1.71〜1.73をかけて24で割ると、レンカウの月額にかなり近い数字になります。商品ごとに値付けをしているというより、決まった倍率で月額を出しているように見えます。

公平のために書き添えると、月額には消費税と送料が含まれ、レンタル期間中は商品の保証が付きます(故意・重過失を除く)。家電量販店で買えばメーカーの価格より安いこともあれば、配送料や延長保証が別にかかることもあります。それでも、2年の合計がメーカー価格の約1.7倍という差は、送料や保証だけで説明できる大きさではありません。

順番3:分割払いだと考えると、何%にあたるか

レンカウの契約は、利用規約の上では「物件の賃貸借」、つまりレンタルです。レンタル期間中の持ち主はエイシン産業で、お金の貸し借りではありません。そのため、貸金の利息の上限をそのまま当てはめて良し悪しを決めるものではありません。ただ、借りる側から見れば、毎月払い続けた末に品物が自分のものになるので、分割払いと同じ形をしています。比べるための物差しとして、分割払いだったら何%の金利にあたるかを計算しました。

商品 1か月あたり 年利に直すと(月利×12) 複利で1年に直すと
iPhone 17 256GB 約4.83% 約58% 約76%
Nintendo Switch 2 約4.86% 約58% 約77%
PS5 デジタル・エディション 約4.91% 約59% 約78%

メーカーの価格を受け取った額、月額を24回の返済とみなし、1回目の支払いが1か月後に始まる形で当サイトが計算。実際は最初の数週間の「フリーレント」があるため、これより少し低くなる。

同じエイシン産業が「クラポ」の看板で出しているキャッシングの金利は、実質年率7.3〜18.0%です(当サイトが2026年10月3日に確認)。キャッシングの上限の18.0%と比べると、レンカウを分割払いとして見た割合は、その3倍を超えます。「お金は借りられないけれど、物なら手に入る」仕組みの値段が、ここに表れています。

サイトが挙げている3つの場面に当てはめる

ヘルプの「Renkauはどんな人向けのサービス?」は、使う人の例として3つの場面を挙げています。①iPhoneの調子が悪いが、分割のローンもクレジットカードも使えない。②毎日使う洗濯機が急に壊れたが、貯金もなくショッピングローンも組めそうにない。③引っ越しの費用がかさみ、家具や家電まで予算が回らない。

①の人がiPhone 17 256GBを選べば、2年で27万3,312円です。②の例として、同じサイトにある縦型洗濯機AQUA AQW-V8A(8kg)は月額3,587円で、24回の合計は8万6,088円になります。洗濯機は売る店によって値段の幅が大きいので、近くの店頭やネットの販売価格と自分で並べてみてください。③の引っ越しのように冷蔵庫・洗濯機・テレビをまとめて借りると、月額は足し算で増え、2年間それぞれの約1.7倍を払い続けることになります。

どの場面も、「今は現金が無い」ことと「2年間、毎月決まった額を口座に残しておける」ことの両方が前提です。前のほうが本当でも、後のほうが崩れれば、順番5の違約金の条項に入っていきます。

順番4:途中でやめたくなったら

商品ページには「解約にかかる料金:1年以上利用で0円」とあります。裏を返すと、1年未満でやめると料金がかかります。利用規約の第25条は、支払済みのレンタル料が「月額の12か月分」に満たないうちに解約するときは、その差額を違約金として払う、と定めています。

iPhone 17 256GB を借りて それまでに払った額 違約金 払う額の合計 手元に残るもの
6か月で返す 68,328円 68,328円 136,656円 なし(返却する)
12か月で返す 136,656円 0円 136,656円 なし(返却する)
6か月の時点で買い取る 68,328円 ― 273,312円 iPhone

違約金は規約第25条、途中で買い取る額はヘルプ「レンタル品を購入するにはどうすればいいですか?」の計算式「(24か月−支払済み月数)×月額料金」による。返却の送料は利用者の負担。

6か月で返しても12か月で返しても、払う額は同じ13万6,656円になります。メーカー価格15万9,800円のiPhoneを、1年間使うために払う額としては小さくありません。途中で買い取る場合の計算式は、残りの月数をそのまま掛けるだけで、早く買い取っても割り引かれる仕組みは書かれていません。どの時点で買い取っても、合計は27万3,312円です。

特定商取引法の表記には「本サービスを通じて成立するレンタル契約には、特定商取引法のクーリング・オフ制度は適用されません」とあります。届いてから考え直す、という道はありません。

順番5:払えなくなったら

月額の支払いが遅れた場合、規約は支払期日の翌日から年14.6%の遅延損害金を定めています。これ自体は、レンタルやクレジットの契約でよく見る割合です。目を向けておきたいのは、会社の側から契約を解除された場合の第24条です。

第23条などで会社が契約を解除した場合、利用者は品物を返したうえで、違約金として「レンタル料金の24ヶ月分相当額から、契約解除時点までに支払済みのレンタル料金合計額を差し引いた金額」を直ちに払う、とあります。iPhone 17で6か月分を払った時点で解除されれば、品物を返し、さらに残り18か月分の20万4,984円を一度に払う計算です。品物は手元に残らず、払う額は買い取ったときと同じになります。

規約には、このほかにも借りる人が知っておきたい条項がありました。

条項 書かれていること
第18条(物件の検査) 会社または会社の指定する者は、事前に通知したうえで品物の使用場所に立ち入って検査できる。緊急の場合は通知なしでもよい。正当な理由なく拒めない
第28条(連帯保証人) 会社が必要と認めた場合、連帯保証人を立てるよう求めることができる
個人情報の取り扱いの条項 登録したメールアドレスに、会社や提携先のサービスの案内を送ることがある。その案内には「金融サービス(例:キャッシング、ローン等)の紹介が含まれることがあります」
第8条(レンタル期間) 満了後に返却も延長の手続きもせず、意思の確認が取れない場合は、1か月ごとに自動で延長され、月額は同じ

「ローンが組めない方向け」のレンタルを申し込んだ人のメールアドレスに、あとからキャッシングやローンの案内が届くことがある、と規約に書かれているわけです。メールの案内はいつでも止められる、とも書かれています。

サイトの説明と規約で、食い違うところ

規約の第1条は、サイトの説明と規約が違う場合は規約が優先すると定めています。読み比べると、いくつか食い違う箇所がありました。

「24ヶ月目で終了」と「自動で延長」

商品ページは「月額課金の自動終了:24ヶ月目で終了」と書いています。規約の第8条は、満了後に返却も延長の手続きもなく、意思の確認が取れなければ1か月ごとに自動延長され、同じ月額がかかる、としています。24回目で止まると思って口座を空にしていると、25回目が引き落とされる余地が規約には残っています。ヘルプによれば、24か月目の支払いの前に電話かメールで連絡が来るそうです。その連絡には必ず答えておく必要があります。

「2年後にもらえます」と「買取を選べない場合」

商品ページは「レンタル品が2年後にもらえます」と書いています。規約の所有権の条項には、契約満了時に利用者は買い取ることができる、としたうえで「ただし、当社が物件の返還を希望した場合は、利用者は買取を選択できず、物件を返還しなければなりません」とありました。どういう時に返還を求めるのかは書かれていません。

買い取ったあとの保証

レンタル期間中は「商品保証」が付きますが、規約は、所有権が利用者に移ったあとについて、故障や不具合などの「一切の問題について、保証、修理、交換、返品、損害賠償等の責任を負わない」とし、「現状有姿で買い取る」と書いています。24回払い終えた日から、メーカー保証の残りがあるかどうかは品物しだいです。2年使ったスマホのバッテリーの劣化などは、買い取った人が引き受けることになります。

商品ページの仕様の欄

iPhone 17 256GBの商品ページは、仕様の表で背面カメラを「広角:4,800万画素(単眼)」、前面カメラを「1,200万画素」、OSを「iOS 19」としていました。同じページの下の説明文は、背面を「48MP Dual Fusionカメラシステム(広角+超広角)」、前面を「18MPフロントカメラ」、OSを「iOS18以降対応」と書いています。SIMの欄には「SIMフリー(eSIM/物理SIM非対応)」とありました。ページ自身も「必ずメーカー公式サイトでご確認ください」と添えています。仕様は、メーカーのページで確かめてから選ぶほうが確実です。

支払いが始まる日

ヘルプの「利用する流れ」は、料金がかからないフリーレントの期間を「注文日の次月の26日まで」と説明しています。規約の第8条は「契約締結日が属する月の末日まで」です。月の初めに注文するか終わりに注文するかで、最初の引き落としの時期の見え方が変わります。

口コミ51件の読み方

公式サイトの「口コミレビュー」のページに並んでいた51件を、1件ずつ読んで数えました。星の数は、5つが15件、4つが24件、3つが10件、2つと1つが1件ずつです。日付は2025年2月4日から2025年11月18日まで。名前は「匿名様」か、「だいすけさん」「りんごちゃん」のようなニックネームです。

中身を見ると、ほめているのは「発送が早い」「対応が丁寧」「分割が使えない状況だったので助かった」がほとんどです。星が少ないものは「審査で否決された」「届くまで時間がかかった」で、「否決」という言葉は2件(2025年2月28日の星1つと、6月18日の星2つ)に出てきます。一方で、2年間の総額や、メーカー価格との差、1年未満の違約金に触れた声は、51件の中に1件もありませんでした。「料金負担が少ないのもありがたい」という声さえあります。月額だけを見れば負担は小さく見える、ということでもあります。

これらは、サービスを提供する会社が自分のサイトに選んで載せている声です。どの声を載せるかは会社が決めます。業者が自分で載せる声と広告の関係は、景品表示法のステマ規制とあわせて別の記事で読んでいます。→ キャッシングの口コミ・評判は広告かもしれない

スマホを使ってお金を工面する仕組みとしては、スマホを売ってそのまま借り続ける「リースバック」もあります。レンカウは物を手に入れる側、リースバックは手元の物でお金を作る側で、向きは逆ですが、どちらも「借りられない人」に向けた商品です。→ かりっぱ(KARIPPA)のスマホリースバックの仕組み

レンカウを運営する会社のように、登録のある業者とない業者を見分けたいときは、当サイトのトップのソフト闇金ランキングから、業者ごとの記事を開いて比べてください。

レンカウを申し込む前に、今日やること

1. 欲しい商品の月額を24倍して、メーカーの価格と並べる。iPhone 17 256GBなら27万3,312円と15万9,800円です。その差の11万3,512円を、2年かけて払う価値があるかを先に決めてください。

2. 1年以内に手放す可能性があるなら、12か月分を払う前提で考える。6か月で返しても12か月分の額がかかり、品物は手元に残りません。

3. 24回目の前の連絡に、必ず答える。買い取るのか返すのかを伝えないと、規約では1か月ごとに自動延長され、同じ月額が続きます。

4. 今すぐ要るのが物ではなくお金なら、借りる前の順番を先に読む。何から確かめ、どこへ話を持っていけばよいかは、当サイトの1つのページにまとめています。→ ソフト闇金で借りる前に確かめること