ソフト闇金の「24時間」は受付だけ|3社の営業時間と、貸金業法21条の「夜9時〜朝8時」は登録のない業者にもかかる

✅在籍確認なし・秘密厳守
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「ソフト闇金 24時間」と検索する人が知りたいのは、夜中に申し込んで今夜のうちにお金が入るか、だと思います。2026年10月17日に、今も開ける3つのソフト闇金の公式サイトを読むと、「24時間」と書いてあるのは、ほとんどが申込みの受付のことでした。営業時間は9時から18時、15時を過ぎると振込はしない、土日と祝日は休み、と同じサイトの別のページに書かれています。

一方で、お金を借りた後に「何時に連絡が来てよいか」には、法律の線があります。貸金業法21条と、それを受けた内閣府令は、取立てのために夜9時から朝8時までのあいだに電話や訪問をすることを、正当な理由なく行ってはならないと決めています。この決まりは、登録のない業者にもかかります。この記事は、サイトの「24時間」を4つに分けて読み、そのうえで、法律が取立てについて決めている時刻と場所の線を、条文の文言で確かめたものです。

「24時間」には、4つの意味がある

お金を借りる流れの中で「時刻」が関わるところは、少なくとも4つあります。サイトの「24時間」が、このうちのどれを指しているかを分けて読むと、見え方が変わります。

段階 何が起きるか 決めているのは誰か
1. 受付 申込みのフォームを送れるか 業者(フォームは機械なので、いつでも送れる)
2. 返事 担当者から電話やLINEが来て、審査の話が進むか 業者の担当者が働いている時間
3. 振込 口座にお金が入るか 業者が振込をする時間と、銀行の振込の仕組み
4. 取立て 返済の日の前後に、業者から連絡が来るか 業者。ただし法律が時刻と場所の線を決めている

申込みのフォームは、送るだけならいつでも送れます。「24時間受付」は、それだけで本当のことです。けれども、借りる人が知りたいのは2と3、つまり今夜のうちに話が進んでお金が入るか、です。そして借りた後に関わってくるのは4です。

3つのサイトが、自分で書いている時刻

2026年10月17日に開くことができた3つのソフト闇金の公式サイトから、時刻に関わる記載を拾いました。どれも登録番号の記載はなく、金融庁の登録業者ではありません。

サイト 「24時間」の書き方 同じサイトの別の場所の書き方
【ソフヤミ】バズ(buzz-555.com) 「ソフト闇金では365日24時間お申し込みの受付は可能となっています」 「営業日・営業時間について」のページ:「当店の営業時間になります。9:00から18:00までとなります。即日融資時間も含めて上記が営業時間となっております」
【ソフヤミ】イーエックス(softexes.com) 「すべてのお客様は24時間即日融資で対応させていただいております」 ページの下の欄:「営業時間 24時間」「即日融資対応時間 24時間」「定休日 土日、祝祭日」
【公式】優良ソフト闇金レイス(cash-39.com) 「日本国内であれば土日祝、24時間365日全国どこでもお申込み可能です」 よくある質問:「ネットバンクをご利用でも15時以降の融資はできません」。申込みは24時間でも連絡は営業時間内

各サイトのトップ・営業時間のページ・お知らせ・よくある質問(2026年10月17日)。

バズは、受付を「365日24時間」と書きつつ、営業時間は9時から18時で、「即日融資時間も含めて」その時間だとはっきり書いています。夜に申し込んでも、話が進むのは翌朝9時からです。

イーエックスは、いちばん「24時間」を強く打ち出しています。お知らせには「当店では24時間の即日融資に対応しており夜間でも審査・即日融資が可能」とあります。ところが、同じページの下の欄には「定休日 土日、祝祭日」と並んでいます。24時間営業で、土日と祝日は休み、という書き方です。同じお知らせには「基本的には夜間21時以降に入れ替えを行っているので」返信まで時間がかかることがある、とも書かれていました。

レイスは、受付は「土日祝、24時間365日」としながら、振込は15時までです。よくある質問は、営業時間外の申込みは「翌営業日のご連絡」になると答えています。

3つとも、「24時間」がかかっているのは主に受付で、返事と振込には時刻の線を引いています。サイトのいちばん目立つところに書かれた「24時間」と、奥のページに書かれた営業時間は、同じ意味ではありません。

夜11時に申し込むと、何が起きるか

3つのサイトの書き方どおりに進むとして、金曜の夜11時に申し込んだ場合を並べます。サイトに書かれていることだけで組み立てたもので、実際の対応がこのとおりかは分かりません。

サイト 申込みの受付 担当者からの返事 振込
バズ 受け付ける(365日24時間) 営業時間の9時からなので、早くて土曜の朝9時以降(土日も営業と書いている) 営業時間の9時〜18時のうち
イーエックス 受け付ける 「24時間」と書く一方で、定休日は土日・祝祭日。夜21時以降は担当者の入れ替えで返信が遅れることがある、とも書いている 「24時間即日融資」と書くが、定休日との関係は書かれていない
レイス 受け付ける(土日祝、24時間365日) 営業時間外の申込みは「翌営業日のご連絡」 15時以降はしない。営業日が何曜日かは、読んだページには書かれていない

どのサイトでも、金曜の夜11時に申し込んだ人に、その夜のうちにお金が入るとは書かれていません。いちばん早く読めるバズでも、土曜の朝9時以降です。イーエックスは、「24時間」と「土日祝休み」のどちらが本当なのかが、サイトの中で決まっていません。

振込が「15時まで」で止まる意味

銀行の振込は、2018年10月から、多くの銀行で夜間や休日でもすぐに相手の口座に入る仕組みになっています。正規の業者の中には、この仕組みを使って夜間や休日にも振り込むところがあります。その仕組みと、正規の業者が実際に何時まで振り込むかは、別の記事で整理しています。→ 夜中にお金が必要な時、即日で借りられるのは誰か|2018年からの24時間振込と、正規の業者

それなのにレイスは「ネットバンクをご利用でも15時以降の融資はできません」と書いています。銀行の仕組みの上では夜でも振り込めるのに、業者の側が15時で振込を止めている、ということです。理由はサイトには書かれていません。ただ、レイスの返済方法のページには、返済の振込先の口座は「必ずしも毎回同じ口座とは限りません」とあり、口座を日ごとに使い分けていることがうかがえます。どの口座からいつ振り込むかを、業者の都合で決めている形です。

夜に「今夜中に」と申し込んでも、振込は翌日の営業時間になる。サイトの奥のページを読むと、そう書いてあります。その間に、申込みのフォームに書いた勤務先や住所、電話番号は、もう相手の手元に渡っています。

取立ての時刻:法律が引いている「夜9時から朝8時」

ここからは、借りた後の話です。貸金業法21条1項は、取立てのときにしてはならないことを並べています。その最初の号は、時刻についての決まりです。

「正当な理由がないのに、社会通念に照らし不適当と認められる時間帯として内閣府令で定める時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。」

貸金業法21条1項1号(e-Gov法令検索)。

この「内閣府令で定める時間帯」を決めているのが、貸金業法施行規則19条1項で、「午後九時から午前八時までの間とする」と書かれています。つまり、取立てのために、夜9時から朝8時までのあいだに電話をかけたり、FAXを送ったり、家を訪ねたりすることは、正当な理由がない限りしてはならない、ということです。

貸金業法施行規則19条1項(e-Gov法令検索、2026年8月31日施行の版)。

大事なのは、21条1項の主語です。条文は「貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は」で始まります。「貸金業者」ではなく「貸金業を営む者」です。貸金業法では、「貸金業者」は登録を受けた者を指す言葉として使われています。21条1項がわざわざ「貸金業を営む者」と書いているのは、登録の有無にかかわらず、お金を貸す商売をしている者すべてにかける、という意味です。取立てを頼まれた者も含まれます。

言葉の使い分けは、法律の最初のほうの2条で決められています。2条1項は「貸金業」を「金銭の貸付け又は金銭の貸借の媒介」で「業として行うもの」と定め、2条2項は「この法律において『貸金業者』とは、次条第一項の登録を受けた者をいう」としています。登録を受けていなくても、業としてお金を貸していれば「貸金業を営む者」です。ソフト闇金のサイトがよく書く「ソフト闇金」「超ソフトヤミ金」という呼び名は、法律の上ではどこにも出てきません。法律から見れば、登録を受けずに貸金業を営む者、というだけです。

貸金業法2条1項・2項(e-Gov法令検索)。

サイトに「24時間」と書いてある業者が、夜中に返済の催促の電話をかけてよい、ということにはなりません。受付が24時間でも、取立ての電話に使ってよい時間は、法律の上では朝8時から夜9時までです。

時刻のほかに、21条1項が並べていること

21条1項は、時刻のほかにも、取立てのときにしてはならない言動を号ごとに並べています。条文の文言をもとに、短く言い換えると次のようになります。

号 してはならないこと(言い換え)
1号 正当な理由なく、夜9時から朝8時までに電話・FAX・訪問をする
2号 借りた人が、返す時期や連絡を受ける時期を申し出たのに、正当な理由なく、それ以外の時間(朝8時〜夜9時)に電話・FAX・訪問をする
3号 正当な理由なく、勤務先など家以外の場所に電話・電報・FAXをしたり、訪ねたりする
4号 家や勤務先などで「帰ってほしい」と言われても帰らない
5号 貼り紙や立看板など、どんな方法でも、借金のことや私生活のことを、本人以外に明らかにする
6号 ほかから借りて返すように求める
7号 本人以外の人に、代わりに返すよう求める
8号 本人以外の人が、居場所や連絡先を教えるなどの協力を断っているのに、さらに協力を求める
9号 弁護士・司法書士に任せた、または裁判所の手続きをとったと書面で知らされた後に、正当な理由なく、直接返済を求め続ける
10号 1号から9号(6号を除く)のどれかをする、と告げる

貸金業法21条1項各号の文言を、筆者が短く言い換えた。正確には条文を参照。

そして、各号の前には、まとめとして「人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない」とあります。表の10項目は例として挙げられたもので、これに当たらなくても、脅したり、私生活や仕事の平穏を壊したりする言動は禁じられています。

このうち5号の「本人以外に明らかにする」が、ネットに顔写真や身分証を出す「晒し」に当たるかどうかと、その時にできることは、別の記事でまとめています。→ LINE闇金の「晒し」は貸金業法21条の禁止行為

「この時間に連絡して」と申し出る意味(2号)

2号は、あまり知られていない決まりです。借りた人が「この時間なら連絡を受けられる」「この日に返す」と申し出た場合、その申出が社会通念に照らして相当なものなら、それ以外の時間に電話や訪問をすることも、正当な理由なく行ってはならない、という内容です。夜9時から朝8時までだけでなく、昼間でも、申し出た時間以外は避けなければならないことになります。

ソフト闇金のサイトには、逆に、借りた人の側に連絡の時刻を守らせる書き方がよく見られます。たとえばレイスの返済方法のページは、返済日の前日の18時までに電話で予定を伝えること、当日の朝10時までに振込先の口座を確認する連絡を入れること、振り込んだら電話で伝えること、を求めています。業者が借りた人に時刻を指定するのは自由ですが、取立ての側が守るべき時刻の線は、法律が別に引いています。

申し出は、口で伝えるだけでなく、LINEやメールなど文字で残る形でしておくと、後で「いつ申し出たか」を示せます。

レイスの申込みのフォームには、「希望連絡時間」という欄もありました。選べるのは「出来るだけ早く」「9時以降」から「17時以降」までです。業者の側も、連絡を受けたい時間を聞く欄を自分で用意しているということです。申込みの時にこの欄で選んだ時間や、やり取りの中で伝えた時間は、2号の「申し出」を考える時の手がかりになります。

LINEのメッセージは、1号の文言に入っているか

1号が挙げている手段は、「電話をかけ」「ファクシミリ装置を用いて送信し」「居宅を訪問すること」の3つです。LINEやSMSのメッセージは、この文言には直接出てきません。夜中に届く催促のLINEが、1号そのものに当たるかどうかは、条文の文言だけでは決まりません。

ただ、先に書いたとおり、21条1項は各号の前に「人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない」という決まりを置いていて、各号はその例です。夜中に何十通も催促のメッセージを送り続けることが、この「平穏を害するような言動」に当たると考える余地はあります。どの言動がどこに当たるかを決めるのは、最後は捜査や裁判の場です。借りた側にできるのは、届いた時刻が分かる形で、メッセージを消さずに残しておくことです。

勤務先への電話:在籍確認と取立ては別のもの(3号)

3号は、正当な理由なく、勤務先など家以外の場所に電話をかけたり訪ねたりすることを禁じています。ここで混同しやすいのが、借りる前の「在籍確認」です。

在籍確認は、申込みの時に、本当にそこで働いているかを確かめるための電話です。21条が決めているのは「取立て」、つまり借りた後に返済を求める時の言動です。借りる前に勤務先へ電話があったことと、借りた後に勤務先へ催促の電話があることは、別の話です。正規の業者の在籍確認がどういう仕組みで行われているかは、別の記事に書いています。→ 正規の業者の在籍確認と「電話なし」の仕組み

ソフト闇金の申込みでは、勤務先の名前と電話番号が必須の項目になっていることがほとんどです。レイスの申込みのフォームでも、会社名と会社の電話番号は必須でした。借りる前に渡したその番号に、借りた後に催促の電話をかけることは、3号の「正当な理由」がない限り、法律の上では許されていません。

催促の書面と、名乗る義務(21条2項・3項)

21条は、1項のほかに、催促の手紙やメールの書き方と、取り立てる人が名乗ることについても決めています。

条文 決めていること
21条2項 支払を求める書面やメールには、業者の名前・住所・電話番号、送った人の氏名、契約の日、貸した金額、利率、返済の期日、請求する金額などを書かなければならない
施行規則19条2項 その書面は、封をする、本人だけが使っていることが明らかなメールアドレスに送るなど、借金のことが本人以外に分からない方法で送らなければならない
施行規則19条4項 2項の書面は、8ポイント以上の大きさの文字と数字で、はっきり正確に書かなければならない
21条3項 取り立てる側は、相手から求められたら、業者の名前と取立てをする人の氏名などを明らかにしなければならない

貸金業法21条2項・3項、貸金業法施行規則19条2項・4項(e-Gov法令検索)。

3項は、借りた側から「あなたはどこの誰か」と聞けば、名乗らなければならない、という決まりです。ソフト闇金とのやり取りは、LINEの表示名や下の名前だけの「担当者」で進むことが多く、相手の本当の名前は分からないままです。名乗るよう求めた時に名乗らなかったことも、やり取りの記録として残せます。

違反した場合の罰則

21条1項の決まりに違反した者は、貸金業法47条の3第1項3号で、2年以下の拘禁刑か300万円以下の罰金、またはその両方に処すると定められています。この号も、21条1項に違反した「者」と書いていて、登録の有無で分けていません。

貸金業法47条の3第1項3号(e-Gov法令検索)。

夜中の催促の電話や、勤務先への電話は、そのたびに「何時何分に、どの番号から、何と言われたか」が、21条1項のどの号に当たるかを考える材料になります。電話の着信履歴の画面を写真で残し、LINEは消さずに残しておいてください。後から誰かに相談する時に、時刻の記録がいちばん役に立ちます。

「24時間」のソフト闇金を前にした人が、今日やること

1. サイトの奥のページで、営業時間を探す。トップの「24時間」は受付のことが多く、営業時間のページやよくある質問、ページの下の欄に、9時〜18時、15時まで、土日祝休み、と書かれていることがあります。

2. 夜に申し込む前に、渡す情報を考える。振込が翌日になっても、フォームに書いた勤務先・住所・電話番号は、送った瞬間に相手に渡ります。

3. すでに借りている人は、連絡を受けられる時間を文字で伝える。貸金業法21条1項2号は、借りた人が申し出た時期以外の連絡も、正当な理由なく行ってはならないと決めています。LINEなど残る形で伝えてください。

4. 夜9時から朝8時の電話、勤務先への電話は、時刻と番号を記録する。着信履歴の画面の写真と、やり取りの記録を消さずに残してください。

5. 一人で抱えない。借りるかどうか迷っている段階でも、もう返済に追われている段階でも、確かめる順番と相談の先を1か所に集めたページがあります。→ ソフト闇金で借りる前に確かめること