リコリコチケット(lycolyco.net)の先払い買取|プライバシーポリシーが買取らくらくと同じ文面・即日60%と高額90%の差

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「リコリコチケット」(lycolyco.net)のプライバシーポリシーは、別の先払い買取「買取らくらく」(kaitorirakuraku.site)のプライバシーポリシーと、句読点まで同じ文面でした。両方の本文(運営会社の欄より前)を空白を除いて比べると、どちらも1,035字で、17の文がすべて一致します。違うのは、最後の「お問い合わせ」の欄に書かれた会社名と連絡先だけです。

この記事は、2026年10月27日に開いたリコリコチケットの公式サイト(トップ・申込みの案内・プライバシーポリシー)を、同じ日に開いた買取らくらくのサイトと並べて読んだものです。運営会社の法人番号、ドメインの登録記録、金融庁の登録業者の検索、しもひがし法務事務所の闇金リストの記録(2026年8月21日投稿)も確かめました。当サイトはこのサービスを使っていません。

2つのサイトを並べる

まず、リコリコチケットと買取らくらくを、同じ項目で並べます。

項目 リコリコチケット 買取らくらく
ドメインの登録日(RDAP) 2026年7月9日 2026年7月31日
司法書士事務所の記録に載った日 2026年8月21日 2026年10月7日
運営会社の表記 DMI株式会社(プライバシーポリシーの末尾) 株式会社ビギナー(プライバシーポリシーの末尾)
所在地 東京都新宿区北新宿1丁目2-12 貴松ビル 記載なし
古物商許可 東京都公安委員会 第304392217779号 大阪府公安委員会 第62116R073678号
電話番号 03-6821-9675 050-5574-5517
営業時間 24時間営業・年中無休 9:00〜18:00・年中無休
プランの数と名前 2つ(即日スピードプラン/高額査定プラン) 2つ(先払い査定プラン/郵送査定プラン)
買い取る品 全国百貨店共通商品券・ギフトカード・収入印紙 商品券・ギフトカード・収入印紙
プライバシーポリシー 本文は1,035字・17文がすべて同じ。違うのは末尾の会社名と連絡先の欄だけ

各公式サイト(2026年10月27日取得)、RDAP(同日照会)、しもひがし法務事務所「闇金リスト」の各項による。

会社名も、住所の書き方も、古物商の許可を出した公安委員会(東京と大阪)も、電話番号も違います。トップページの文章を同じように比べると、重なるのは「安心してご利用いただけます。」のような決まり文句が数か所、合わせて57字だけでした。表に出ている部分は、別々の業者として作られています。

それなのに、プライバシーポリシーだけが同じです。念のため、当サイトがこの秋に調べたほかの先払い買取3社(先払い買取ツバメ・ミニマムチケット・チケットの湯)のプライバシーポリシーとも同じ方法で比べましたが、20字以上続けて一致する部分は、3社とも合わせて22〜86字しかありませんでした。1,035字がまるごと一致しているのは、リコリコチケットと買取らくらくの組み合わせだけです。

同じ文面であることから言えること、言えないこと

プライバシーポリシーは、ネット上の雛形を写して作られることがよくあります。2つの業者が、たまたま同じ雛形を別々に使った可能性はあります。当サイトが検索した範囲では、同じ文面を載せた3つ目のサイトは見つかりませんでしたが、それだけで2つが同じ運営者だとは言えません。

ただ、同じ文面であることから確かに言えることもあります。どちらの業者も、自分の扱う個人情報について自分で考えて書いたわけではない、ということです。その中身を見ると、それがよく分かります。

共通のプライバシーポリシーが「書いていないこと」

2つのサイトに共通する文面は、集める個人情報として「名前・住所・電話番号・メールアドレス・商品に関する情報・その他、当店のサービス利用に必要な情報」を挙げています。利用目的は「サービスの提供および運営」「商品の査定および買取処理」「問い合わせ対応」「お知らせや案内の送付」「同意を得た範囲でのマーケティング活動」の5つです。

ところが、買取らくらくのよくある質問は、初めての人に顔写真付きの身分証・健康保険証・身分証と顔が一緒に写った自撮りを写真で出すよう求めています。リコリコチケットも、申込みの流れで「お客様情報や査定希望の商品情報」をLINEで送らせ、トップでは「商品写真と必要情報をLINEで送信」と書いています。古物の買取では、古物営業法15条により相手の住所・氏名・職業・年齢を確かめることが求められていますが、共通の文面には「職業」も「年齢」も、本人確認書類も出てきません。

集めている情報と、集めると書いている情報が合っていない。そして同じ食い違いが、2つのサイトにそのまま写っています。開示や削除の請求先は「当店のカスタマーサポート」とだけあり、リコリコチケットのサイトに「カスタマーサポート」という窓口のページはありません。

リコリコチケットの2つのプランを計算する

リコリコチケットのトップページの「ご利用の流れ」は、2つのプランを並べています。

プラン サイトの説明 買取率 お金と商品の順番
即日スピードプラン 最短で買取をご希望の方向け。「最短即日で買取が完了する人気プラン」 60% 写真と必要情報を送る→査定→即日振込→指定期限までに商品を発送
高額査定プラン 少しでも高く売りたい方向け 90% 商品を発送→到着後に査定→振込

同じ商品券でも、先に振り込んでもらうか、商品が届いてから振り込んでもらうかで、買取率が30ポイント違います。トップは「最大10万円まで対応可能」とも書いているので、その範囲で計算してみます。

額面 即日スピードプラン(60%) 高額査定プラン(90%) 先に受け取るために減る額
1万円分 6,000円 9,000円 3,000円
2万円分 12,000円 18,000円 6,000円
5万円分 30,000円 45,000円 15,000円
10万円分 60,000円 90,000円 30,000円

トップページの買取率をそのまま額面に掛けた値。実際の査定額はLINEで案内される。

別ページの「無料査定のご案内」が示す申込みの3段(友だち追加・必要情報の送信・スタッフの案内)には、買取率も、商品を送る期限の決め方も出てきません。

商品券を手元に持っている人なら、高額査定プランで送って数日待てば、10万円分で3万円多く受け取れます。それでも即日スピードプランが「人気プラン」と書かれているのは、選ぶ人の多くが数日待てない、または商品券をまだ持っていないからだと考えるのが自然です。

記録の例は、サイトの60%よりさらに低い

しもひがし法務事務所の記録は、リコリコチケットの取引の例を「2万円分の金券の買取を申し込むと、1万円程度の金額を受け取る」「直近の給料日に、2万円分の金券を購入して業者へ送る」と書いています。受け取るのは額面のちょうど半分で、サイトの「買取率60%」より10ポイント低い水準です。記録はこれを、1万円を借りて給料日に2万円を返すのと同じだとして、「少なくとも年利1200%」としています。

上乗せの1万円は、申し込んだ日から給料日までの日数で変わりません。給料日まで30日なら年利は約1,217%、21日なら約1,738%、14日なら約2,607%、7日なら約5,214%になります。サイトの60%で計算しても、1万2,000円を受け取って2万円分を送るので、30日で約811%です。

トップページの言葉を、もう一度読む

リコリコチケットのトップは、「来店不要・審査不要・即日振込対応」という並びで始まります。よくある質問の中には、次のような問答があります。

他社で断られた場合でも申し込みできますか?——はい、お申し込み可能です。当サービスは一般的なローンや借入サービスではなく、商品券などの買取サービスとなるため、過去に他社で審査が通らなかった場合でもご利用いただけるケースがございます。

lycolyco.net トップ「よくある質問」(2026年10月27日取得)。

「他社で断られた」の「他社」は、文の続きを読むとローンや借入の会社のことです。商品券を売りに来た人が、ローンの審査に落ちたかどうかを気にする理由はありません。この問答は、ローンに落ちた人が来ることを前提に書かれています。

同じFAQには「家族や勤務先に利用したことが知られることはありますか?」「ご自宅への郵送物や勤務先への連絡などは一切行っておりません」という問答もあります。「選ばれる理由」の4番目も「プライバシー厳守|会社や家族への連絡は一切ありません」です。手元の商品券を売るときに、勤め先への連絡を心配する人はまずいません。この心配が出てくるのは、お金を借りるときです。

そして最後の問答は「利用回数に制限はありますか?」で、答えは「特に利用回数の制限は設けておりません」「継続してご利用いただいているお客様も多くいらっしゃいます」。給料日に2万円分の商品券を送った人は、その月の生活費が2万円減ります。「継続して利用している客が多い」という一文は、その翌月の申込みを当てにしています。

根拠の書かれていない「No.1」と「経験豊富なスタッフ」

トップページの最初の画面には、「手続き簡単No.1」「スピード満足度No.1」という2つの「No.1」が並んでいます。何と比べて、いつ、誰に聞いた結果の1位なのかは、ページのどこにも書かれていません。「※自社調べ」のような注記すらありません。

消費者庁は2024年に、根拠の乏しい「No.1」表示についての実態調査をまとめ、調査の対象や方法が実際の比較になっていない「No.1」は、景品表示法上の問題になるおそれがあると指摘しています。サイトが7月にできたばかりのサービスが、どの比較で1位になったのかは、少なくともサイトからは確かめようがありません。

同じトップには「経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします」ともあります。運営会社の設立が2016年なので、会社としての経験はあるのかもしれません。ただ、その会社が何の商売をしてきたのかは、サイトにも登録情報の画面にも書かれていません。商品券の先払い買取についての経験だとすれば、このサイトができてからの3か月半ほどの経験です。

「こんなお悩みありませんか?」の欄に並ぶ6つの悩みも見ておきます。「急にお金が必要になった」「今すぐ振込対応してほしい」「店舗まで行く時間がない」「できるだけ高く買い取ってほしい」「家族や会社に知られず利用したい」「面倒な手続きはしたくない」。商品券を売る話として読めるのは「できるだけ高く」の1つだけで、その1つにいちばん応えているはずの高額査定プランは、サイトの中で「人気プラン」とは呼ばれていません。

お客様の声3つに書かれていないこと

トップには、都道府県と年代・性別を添えた声が3つ載っています。東京都の20代男性「急ぎで現金が必要だったので利用しました」、大阪府の30代女性「査定額も想像より高かったです」、福岡県の40代男性「全てスマホで完結するのが便利でした」。いつの声なのか、どのプランを選んだのか、いくら受け取ったのかは書かれていません。1つ目の声は、商品券を売った理由として「急ぎで現金が必要だった」を挙げています。

2つ目の声の「査定額も想像より高かった」も、どちらのプランの話かで意味が変わります。高額査定プランの90%なら額面の1割を手放しただけですが、即日スピードプランの60%なら、額面の4割を手放したうえで「想像より高い」と感じたことになります。声の主が何と比べて「高い」と思ったのかは、書かれていません。

運営会社の登録情報と、サイトの時期

プライバシーポリシーの末尾にあるDMI株式会社は、経済産業省のgBizINFO(法人番号公表サイトのデータ)で、法人番号3011201018810、本店所在地「東京都新宿区北新宿1丁目2-12貴松ビル5」として登録されていました。サイトの住所の表記には部屋番号の「5」がありませんが、ビルまでは一致します。民間の法人情報サイトでは、この会社の設立は2016年、所在地の変更は2026年2月3日と表示されていました。

時期を並べると、次のようになります。

日付 出来事
2016年 DMI株式会社 設立(民間の法人情報サイトの表示)
2026年2月3日 本店所在地を変更(同上)
2026年7月9日 lycolyco.net を登録
2026年7月31日 同じ文面のプライバシーポリシーを持つ kaitorirakuraku.site を登録
2026年8月21日 司法書士事務所の闇金リストに、リコリコチケットが「先払い買取現金化」として載る

会社そのものは10年前からありますが、本店を今の住所に移したのは今年の2月で、リコリコチケットのサイトができたのは7月です。そしてサイトができてから6週間ほどで、司法書士事務所に相談が持ち込まれ、「対応実績あり」と記録されています。金融庁の登録業者の検索では、「DMI」「リコリコ」とも該当はありませんでした(2026年10月27日)。

同じ時期の先払い買取の中での位置

リコリコチケットは、運営会社の名前・住所・法人番号が登録情報と合う点で、運営者を名乗らない業者よりは情報がそろっています。しかし、取引の重さは、名乗り方とは関係がありませんでした。当サイトがこの秋に調べた先払い買取を同じ物差しで並べた先払い買取の比較の記事では、記録の例を給料日まで30日で年利に直すと、どの業者も900%を超えています。

同じ文面のプライバシーポリシーを使っている買取らくらくの記事では、トップページから先払い買取を勧める情報サイトへのリンクが出ていたことも書いています。

サイトの文面を、自分で確かめる方法

先払い買取のサイトは、見た目も名前も次々に新しくなります。名前だけで調べても、出来たばかりのサイトは記録が見つからないことがあります。そういうときに使える確かめ方があります。

見た目が整っていても、中身が仮の文字のままのサイトもあります。「運営者を、隠さない」と見出しを掲げたチケットチェンジの会社概要は、所在地が「東京都新宿区・・・・」、電話が「03-xxxx-xxxx」のままでした。

  1. プライバシーポリシーや規約の中の、ありふれていない一文をそのまま検索する。文全体をかぎかっこ(” “)で囲んで検索すると、同じ文面を載せた別のサイトが出てくることがあります。出てきた先が先払い買取や後払い現金化のサイトなら、作り手が近いか、少なくとも同じ商売の文面を写していると分かります。
  2. 運営会社の名前を、所在地と一緒に法人番号で引く。法人番号公表サイトやgBizINFOで、本店の住所がサイトの表記と合うかを確かめます。リコリコチケットは合いましたが、買取らくらくは所在地の記載がなく、照らし合わせることができませんでした。
  3. ドメインの登録日を見る。「継続してご利用のお客様も多い」と書いていても、サイトが数か月前にできたばかりなら、その「多くの客」はこの数か月の間の人たちです。
  4. 2つのプランの買取率の差を計算する。先に受け取るプランが何割低いかは、そのまま「先に受け取る代金」です。リコリコチケットなら30ポイント、2万円分で6,000円です。

すでに受け取ってしまい、期限までに商品券を用意できそうにない場合は、LINEのやりとり、振込の明細、案内された期限と額面を保存してください。その記録を持ってどこへ行くかは借りる前・借りた後の判断のページに、こうした取引で受け取ったお金と払ったお金の扱いは最高裁平成20年6月10日判決の記事にまとめています。当サイトで記録したほかの業者は、トップページから一覧で探せます。

この記事のまとめ

  • リコリコチケット(lycolyco.net、2026年7月9日登録)のプライバシーポリシーは、買取らくらくのものと本文1,035字・17文がすべて同じ。ほかの先払い買取3社とはほとんど重ならない。同じ運営者とまでは言えないが、自分で書いた文面ではない。
  • 共通の文面は、集める情報に本人確認書類も職業・年齢も挙げていない。実際の申込みで求めるものと合っていない。
  • 即日スピードプランは買取率60%、高額査定プランは90%。先に受け取るだけで、2万円分なら6,000円、10万円分なら3万円少なくなる。
  • 司法書士事務所の記録は「2万円分→1万円」で、サイトの60%よりさらに低い。給料日まで30日で年利約1,217%、7日なら約5,214%。
  • 運営のDMI株式会社は法人番号3011201018810で本店はサイトの住所と同じビル。2026年2月に本店を移し、7月にサイトを開き、6週間ほどで司法書士事務所の記録に載った。金融庁の登録は該当なし。

出典:リコリコチケット 公式サイト(トップ・申込みの案内・プライバシーポリシー、2026年10月27日取得)/買取らくらく 公式サイト(トップ・プライバシーポリシー、同日取得)/先払い買取ツバメ・ミニマムチケット・チケットの湯の各プライバシーポリシー(2026年10月26〜27日取得)/gBizINFO DMI株式会社(法人番号3011201018810)/lycolyco.net・kaitorirakuraku.site の登録情報(RDAP、2026年10月27日照会)/金融庁 登録業者の検索(2026年10月27日)/しもひがし法務事務所 闇金リスト「リコリコチケット」(2026年8月21日投稿)/古物営業法15条(e-Gov法令検索)。