買取マモン(mamon.website)のあと送りプランを調べた|最大60%・LINEログインでメールアドレスまで・運営は広告会社

✅在籍確認なし・秘密厳守
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「買取マモン」(mamon.website)は、紫と金の豪華な絵で埋めつくされた買取サイトです。小さな悪魔のようなキャラクターが「ボクが欲しい宝物♡」「あなたのいらないを、もっとボクに頂戴…?♡」と語りかけ、二枚の契約書を差し出して「キミはどっちにする?♡」と迫ります。

片方の契約書は「あと送りスピードプラン」。最短10分で入金、買取率は最大60%。もう片方は「郵送査定プラン」で、最大90%です。品物をあとから送る代わりに先にお金を受け取る方法が、画面のいちばん目立つ場所に置かれています。

2026年11月6日、このサイトを全部のページ、画像、ログインの仕組みまで確かめました。この記事は、申し込んだ人が、どの段階で、何を相手に渡すことになるのかを、申込みの順番どおりに並べたものです。

はじめに:サイトに書いてあること

サイトは、トップページ、会社概要、プライバシーポリシーの3ページです。利用規約、特定商取引法にもとづく表示、ご利用ルールにあたるページはありません(/terms などの住所を開いても、ページは存在しませんでした)。

項目 サイトの記載
サイト名 マモン(買取マモン・高価買取専門店)
運営事業者 株式会社ツイスタープロモーション
所在地 埼玉県所沢市宮本町2-15-5
古物商許可番号 埼玉県公安委員会 第431090070811号
電話番号 なし(連絡はLINEだけ)
買い取る品 ギフトカード、iPhone、ブランド品、金券、切手・はがき、ゲーム機、貴金属、時計、カメラ、その他
あと送りスピードプラン 最短10分、スマホで完結・来店不要、買取率最大60%(画像の中の文字)
郵送査定プラン 最大90%、全国どこからでも郵送、専門スタッフが査定(同上)
3つの約束 最短即日入金、手数料0円、年中無休
よくある質問 査定は無料、本人確認書類の提出が必要、土日祝も対応、あと送りスピードプランなら最短10分

2026年11月6日にサイトを開いて確認。プランの数字はページの文字ではなく画像の中に書かれている。

60%と90%の組み合わせは、当サイトがこの秋に調べたAnswer(アンサー)や買取マリン、買取ワイルドと同じです。ただ、マモンのサイトは、見た目も作りも、それらとはまったく違っていました。その話はあとに回し、まず申込みの順番に沿って見ていきます。

パソコンとスマホで、契約書の画像が違う

契約書の画像は、パソコン用とスマホ用で別に作られていました。パソコン版の見出しの下は「欲しい未来を、選んで。マモンが叶える♡」、スマホ版は「欲しい未来は、キミが選べる♡」です。そしてスマホ版にだけ、画像のいちばん下に「安心の運営体制」「全国対応」「相談無料」という三つの印が並んでいます。

「安心の運営体制」とは何を指すのか、サイトには説明がありません。会社概要は4行、規約のページは無く、電話番号も代表者の名前も載っていません。スマホで見る人の多くは、この一言を見てから契約書を選ぶことになります。安心の中身を示す材料は、画面のどこにも置かれていませんでした。

段階1:「LINEで無料査定」を押すと、渡すもの

サイトのボタンは、ほとんどが「LINEで無料査定」「LINEで詳しく聞く」です。その中の一つは、サイト自身の「/line/login」という住所につながっています。当サイトがこの住所を開くと、LINEのログイン画面へ送られました。そのとき、マモンがLINEに求めていた情報の範囲は、次の三つでした。

求めていた範囲(scope) 意味
openid LINEのアカウントを識別するための番号
profile LINEの表示名とプロフィール画像
email LINEに登録してあるメールアドレス

確認方法:mamon.website/line/login を開いたときに返ってきた、LINEのログイン画面への転送先の住所に書かれていた値(2026年11月6日)。

ふつうの「友だち追加」なら、相手に見えるのは表示名とプロフィール画像くらいです。LINEログインを通すと、利用者が同意すれば、LINEに登録したメールアドレスまで相手に渡ります。メールアドレスは、本名や勤め先のアドレスで登録している人も多い情報です。同意の画面は一瞬で過ぎるので、何を渡したのか気づかないまま進む人もいるでしょう。

プライバシーポリシーには、集める情報として「販売・買取・ご質問の際に」お客様を識別できる情報、とだけ書かれています。LINEログインでメールアドレスを受け取ることや、それを何に使うかは書かれていません。

段階2:査定に進むと、渡すもの

よくある質問の答えには、「お取引には本人確認書類のご提出をお願いしています」とあります。古物を買い取る店が相手の身元を確かめるのは、古物営業法で決められた手続きです。ここまでは、ふつうの買取店と変わりません。

違いが出るのは、どちらの契約書を選ぶかです。郵送査定プランなら、品物が先に店に届き、店はその品物を見て値段を付けます。お金を受け取るのは、品物を渡したあとです。

あと送りスピードプランは逆です。品物を送る前に、お金が振り込まれます。店はまだ品物を見ていません。それでも「最短10分」でお金を出すには、店は品物ではなく、申し込んだ人を信用するかどうかで決めるしかありません。そこで材料になるのが、段階1と段階2で渡した情報です。LINEの名前、メールアドレス、本人確認書類。お金を先に出す側にとって、これらは「あとで品物が届かなかったときに、相手を追いかけるための情報」でもあります。

サイトは、あと送りで何を先に送る約束をするのか、いつまでに送るのか、送れなかったらどうなるのかを、どこにも書いていません。規約のページがないので、条件はすべてLINEの中で示されることになります。

段階3:お金を受け取ったあとに、渡すもの

あと送りで受け取れるのは、最大で額面の60%です。1万円分の品物なら6,000円です。そして、あとから1万円分の品物を送ります。

手元に1万円分の商品券があって、それを売るだけなら、話は簡単です。60%で売るか、少し待って90%で売るかを選ぶだけです。けれど、当サイトがこれまでに調べた同じ形のサイトでは、闇金の被害を扱う司法書士事務所の記録に、給料日に商品券を買って送る流れが何度も残っていました。先に受け取った6,000円を使い、給料が入ってから1万円分の商品券を買い、それを送る。お金の流れだけを見ると、6,000円を借りて、給料日に1万円で返すのと同じです。

品物を本当に持っている人にとっても、二つのプランの差は小さくありません。1万円分の商品券なら、郵送査定で最大9,000円、あと送りで最大6,000円です。差の3,000円は、6,000円を郵送査定より早く受け取るために払う代金です。先に受け取る6,000円に対して、その半分を手放すことになります。郵送査定で入金まで何日かかるかはサイトに書かれていないので、何日分の早さに3,000円を払うのかは、申し込む人には分かりません。

サイトの「3つの約束」には、「手数料0円」「査定も相談も、余計なコストは一切なし♡」とあります。たしかに「手数料」という名前のお金は取らないのでしょう。けれど、同じ品物で受け取る額が9,000円から6,000円に減るなら、その3,000円は名前が違うだけで、先に受け取るためのコストです。「0円」は、この差を数えていない数字です。

マモンについて、そうした記録は11月6日の時点では見つかっていません(しもひがし法務事務所の闇金リストで「マモン」「買取マモン」を検索して0件)。ここから先は、もし同じ流れになった場合の計算です。

送るまでの日数 受け取る額 あとで用意する額 年あたりに直した率 年20%で6,000円を借りた場合の利息
7日 6,000円 1万円分 約3,476% 約23円
14日 6,000円 1万円分 約1,738% 約46円
21日 6,000円 1万円分 約1,159% 約69円
30日 6,000円 1万円分 約811% 約99円

計算:年あたりの率=4,000÷6,000×365÷日数。年20%の利息=6,000×0.2×日数÷365。「最大60%」の場合で計算したもので、実際の率がこれより低ければ負担はさらに重くなる。

サイトの数字は「最大」60%です。最大で60%ということは、実際にはそれより低い率を示される場合があるということです。買取率が50%なら、30日でも年約1,217%です。先払いの買取が貸付けとして扱われた例は、茨城県警の事件をまとめた記事にあります。

運営しているのは、どんな会社か

ここで、契約書を差し出している側を確かめます。運営事業者の株式会社ツイスタープロモーションを、国税庁の法人番号公表サイトで引きました(法人番号8010401153306)。

日付 起きたこと 確かめた先
2020年6月16日 法人番号が付く(会社自身のサイトでは設立は2020年6月5日) 国税庁 法人番号公表サイト
2026年6月16日 mamon.website が登録される(エックスサーバー) ドメインの登録記録(RDAP)
2026年7月29日 本店を東京都港区六本木4丁目5番11号 SIX 4階から、埼玉県所沢市宮本町2丁目15-5へ移す 国税庁 法人番号公表サイト(変更履歴)
2026年9月8日 会社自身のサイト twister-promotion.com が登録される ドメインの登録記録(RDAP)
2026年11月6日 マモンのサイトが表示される。会社概要の所在地は所沢 当サイトが直接開いた

会社自身のサイトは、「広告代理業に特化」とうたう広告会社のものでした。事業内容は、広告の企画・制作、Webサイト・SNSの運用支援、広告クリエイティブ、グッズの企画・制作・販売です。このサイトのどこにも、「買取」「古物」「マモン」という言葉は出てきません。資本金は777万円と書かれています。

広告会社が、本業とは別に買取サイトを始めること自体は、ありえないことではありません。ただ、会社の看板になるサイトで買取の事業に一言も触れず、買取サイトの側では会社の電話番号も代表者の名前も出していない。二つのサイトは、同じ会社を名乗りながら、互いを指さしていません。

もう一つ、日付の重なりがあります。法人番号が付いたのは2020年6月16日、マモンのドメインが登録されたのは2026年6月16日で、月と日が同じです。11月5日に調べた買取OBAN BURUMAIでも、会社の番号が付いた日(2025年9月29日)とドメインの登録日(2026年9月29日)が月日まで一致していました。同じ形のほかの10サイトで確かめると、一致したものはありませんでした。偶然か意図かは分かりませんが、2つ目が出てきたので記録しておきます。

個人情報の方針は、同じ形のサイトと同じ文

マモンのプライバシーポリシーは、「株式会社ツイスタープロモーションは、個人情報の重要性を認識し」で始まります。その後に続く文は、当サイトがこの秋に調べた先払い買取のサイトで繰り返し見てきたものと同じでした。「販売・買取・ご質問の際に」という、何も販売していないサイトには合わない言葉。「ウェブサイト設置のお問い合わせフォームよりお送りください」という、フォームの無いサイトには合わない案内。「匿名加工情報」の節で、性別・年代・市区町村までの住所と、利用日時・利用金額・利用店舗情報を加工し、提携する会社へ渡すという取り決め。

さらに、匿名加工情報の節の途中に、「p>」という記号の切れ端がそのまま画面に出ています。ウェブページを作るときの記号の書きかけで、ミライチケットの記事で、フォレスト・ミライチケット・ガネーシャの3サイトにだけ残っていると書いたものと同じ切れ端です。方針の文を、同じ元から写した跡と考えるのが自然です。

見た目がまったく違っても、個人情報の扱いを決めた文は、同じ形のサイトと同じでした。LINEログインで受け取るメールアドレスも、本人確認書類も、この方針のもとで扱われます。方針には、これらをどれだけの期間持っているのかは書かれていません(「サービスの提供に必要な一定期間を経過後」とだけあります)。

作り込まれた画面が、何のためにあるか

最後に、マモンのサイトのいちばんの特徴に戻ります。ほかの先払い買取のサイトは、たいてい数枚の画像と短い文で作られていました。マモンは違います。

ページの裏側(ソース)には、作った人の作業メモが残っていました。「MAMON TREASURE VAULT v31」から「v37」、「MAMON-FAQ-PC-LARGER-VER1.63」から「MAMON-FINAL-MORU-MARKS-VER1.77」まで、版の番号が細かく刻まれています。画像の名前にも「v12」「v24」から「v175」までの番号が付いています。画面に出てくる小さなキャラクター「モル」には、「ビックリを見せる」「汗をかいて逃げ始める」「本格ダッシュ」「遠ざかる」といった動きが、時間ごとに指定されていました。何十回も手直しを重ねて作られた画面です。

その画面が使っている言葉を並べると、作り手が利用者に何を感じてほしいのかが見えてきます。

「CONTRACT キミはどっちにする?♡」「欲しい未来を、選んで。マモンが叶える♡」

「マモンの戦利品アルバム」(お客様の声)、「よくある質問 魔導書」

「あなたのいらないを、もっとボクに頂戴…?♡」

マモン(Mammon)は、古くから「富」や「強欲」を表す悪魔の名前として知られています。その名前のキャラクターが、利用者の品物を「戦利品」と呼び、プランを「契約」と呼んでいます。冗談めかした演出ですが、言葉どおりに読むと、かなり正直な看板です。

一方で、この豪華な画面には、決めごとが一つも書かれていません。何%で買うのか(あるのは「最大」だけ)、あと送りはいつまでに送るのか、送れなかったらどうなるのか、取引をやめられるのか。手間と費用は見た目に注がれ、条件を書くことには注がれていません。お客様の声6件(20代が4件)は、どれも「高く買い取ってもらえた」という内容で、写真はブランドのバッグや腕時計、iPhoneです。けれど画面のいちばん大きな契約書は、品物が手元になくても今すぐ現金になる、あと送りのほうでした。

申し込む前と、申し込んだあとにやること

これから申し込む人

1. 手元に、いま売る品物が本当にあるかを確かめます。あるなら、あと送りを選ぶ理由はありません。少し待てば、同じ品物で受け取る額が増えます。

2. 品物がないのにあと送りを考えているなら、それは買取ではなく、先にお金を受け取って、あとで払う取引です。上の表で、自分の給料日までの日数の行を見ます。

3. LINEログインの同意画面が出たら、そこで止まって、何を渡すのか(メールアドレスを含むか)を読みます。

すでにあと送りでお金を受け取った人

1. LINEのやり取りを、最初から全部、画面ごと残します。示された買取率、受け取った額と日時、送るよう言われた品物と期限、送り先は特に大事です。規約がないので、これが条件のほぼ唯一の記録です。

2. 渡した情報を書き出します。LINEの名前、メールアドレス、本人確認書類の種類、勤務先や緊急連絡先を伝えたかどうか。

3. 「次はもっと高く」「今回も同じ条件で」といった次の取引の誘いには、その場で答えません。

先払いの買取が貸付けとどう重なるのかは、5社のサイトと規約で比べた記事にまとめています。払い方や頼る先を決める順番は、借りる前に読むページにあります。

この記事で確かめたこと

買取マモン(mamon.website)は、あと送りスピードプラン(最短10分・最大60%)と郵送査定プラン(最大90%)を、悪魔のキャラクターの「契約書」として並べる買取サイトです。LINEログインでは表示名・画像に加えてメールアドレスまで求め、取引には本人確認書類が要ります。あと送りの期限や、送れなかったときの扱いは、どこにも書かれていません。

運営の株式会社ツイスタープロモーションは、2020年に番号が付いた広告会社で、2026年7月に六本木から所沢へ本店を移しました。会社自身のサイトに買取の事業は出てきません。マモンの個人情報の方針は、同じ形の先払い買取のサイトと同じ文で、記号の切れ端「p>」まで同じでした。

2026年11月6日の時点で、闇金リストにマモンの記録はありません。ただ、品物を持たない人が最大60%で先にお金を受け取れば、30日でも年約811%の取引になります。

確かめた日:2026年11月6日。確かめたもの:mamon.website のトップ・会社概要・プライバシーポリシーと画像(契約書・お客様の声・よくある質問)、/line/login の転送先、国税庁 法人番号公表サイト「株式会社ツイスタープロモーション」(8010401153306)の変更履歴、twister-promotion.com、各ドメインの登録記録(RDAP)、しもひがし法務事務所 闇金リストの検索。