「7日20%・10日30%・手数料3,000円」を掲げるソフト闇金16社|同じ料金表が使い回される跡と、1万円で振込5,000円の計算

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ソフト闇金のサイトを何社か見比べると、「7日で20%、10日で30%、手数料3,000円」という同じ料金が何度も出てきます。当サイトがこれまで公式サイトや保存記録、法務事務所の記録で確かめた業者のうち、この形か、手数料を4,000円にするなど少しだけ変えた形の料金を掲げていたのは16社でした。どの業者でも、1万円を7日で借りると、振り込まれるのは5,000円か4,000円で、7日後に1万円を返します。

16社のうち、2026年10月に当サイトが確かめた時点でサイトが開けたのは6社です。8社は、サイトが消えた、サーバーが止められた、営業終了を告げた、という状態で、残る2社は記録の中にしか条件が残っていませんでした。それでも同じ料金表は、名前を変えて別のサイトに現れ続けています。この記事は、16社の料金を一つの表に並べ、同じ表が使い回される跡と、その表で実際にいくら払うことになるのかを確かめます。

同じ形の料金を掲げていた16社

当サイトの個別記事で確かめた内容だけを並べています。「状態」は、それぞれの記事で確かめた日の結果です。

名前(サイト) 公式・記録に書かれた料金 手数料 状態(確かめた日)
スカイキャッシュ(sky-cash.link) 7日20%・10日30%、先引き 3,000円(2回目以降2,000円) 開ける(2026年10月11日)
グッドタイム(good-time.cyou) 7日20%・10日30%、利息と手数料を差し引いて振込 3,000円 開ける(10月4日)
ねずみ屋(nezumiya-jp.com) 初回は1週間20%・10日30% 3,000円(Xでシェアすると1,000円引き) 開ける(10月2日)
ラビットキャッシュ(rabbitcash.net) 7日20%・10日30%、先引き 3,000円 2025年9月24日付で営業終了。今は開けない
アストラル(jpastral.com) 初回〜3回目は7日20%・10日30%(ランク制) 3,000円 「403 Forbidden」で開けない(10月5日)
シーリンク(c-link.club) 7日周期2割・10日周期3割、2020年から5年以上同じ 3,000円 名前が引けず開けない(10月4日)
ディークリエイト(d-create.info) 7日間2割・10日間3割、先に差し引く 3,000円 ドメインが引けない(9月29日)
アラジン(ソフト闇金アラジン) 7日20%・10日30%(法務事務所の記録) 3,000円 電話番号・住所は不詳
レセント(recent-finance.com) 記録ごとに7日2割・10日2割・7日10日とも3割と食い違う 3,000円 アドレスが引けない(9月29日)
レオ(softleokin.com) 7日間プラン2割(2万円で振込1万3,000円) 3,000円 名前が引けない(10月6日)
フォーワード(forward-credit.com) 7日間・10日間。表はレオと全行一致 3,000円 名前が引けない(10月7日)
レギュラー(regular-cashing.com) 1週間20%・10日30%・2週間40%・1か月50% 初回3,000円 ドメインの登録なし(10月7日)
ピースキャッシュ(peace-cash.com) 7日20%・10日30%、先引き、限度15万円 4,000円 開ける(10月5日)
アバンテ(avante987.com) 1週間2割・10日3割、先に引いて振込 4,000円 開ける(10月8日)
エープラン(a-plan-365.com) 1週間〜1か月で20%(30歳以下・50歳以上は10%) 4,000円 開ける(10月8日)
ポセイドン 1週間20%(法務事務所の記録などをもとにした当サイトの整理) 4,000円 —

各業者の詳しい検証は当サイトの個別記事。状態は2026年9月29日〜10月11日に当サイトが確かめた結果。どの業者も金融庁の登録はない。

16社を状態で分けると、開けるのが6社(スカイキャッシュ、グッドタイム、ねずみ屋、ピースキャッシュ、アバンテ、エープラン)、閉じたり消えたりしていたのが8社(ラビットキャッシュ、アストラル、シーリンク、ディークリエイト、レセント、レオ、フォーワード、レギュラー)、自分のサイトの状態を確かめられず法務事務所の記録などで条件だけが残っているのが2社(アラジン、ポセイドン)でした。閉じた8社の中には、5年以上同じ料金を掲げ続けたシーリンクもあれば、2025年9月に「営業終了」を告げたラビットキャッシュもあります。料金表は、サイトが消えても、別の名前のサイトで生き続けています。

同じ表が使い回されている跡

料金が同じというだけなら、業界の相場が似ているだけかもしれません。ただ、当サイトの調べでは、料金表と一緒に、文章や書き手まで一致する組み合わせがいくつも見つかっています。

組み合わせ 一致していたもの 当サイトの記事で確かめたこと
レオ と フォーワード 料金表 フォーワードの「利息について」の表は、レオの料金表と行ごとに一つ残らず同じ。2万円の7日間プランで振込13,000円、10日間で11,000円
キリン と レギュラー ブログの書き手・サーバーの止まり方 どちらのブログも書き手の名前が「utubuki」。どちらも同じレンタルサーバー会社の「Website Suspended」のページに切り替わった
シーリンク と ノーブル 会社概要の文章 保存記録の会社概要がほとんど同じ文章。業務内容はどちらも「高利貸し・事業資金貸し付け」
ディークリエイト・メビウス・アラジン 料金表 「7日間で2割、10日間で3割、一律3,000円を先に差し引く」がまったく同じ形。メビウスは長崎県警が摘発した業者
アバンテ と エープラン ドメインの登録日・更新日 avante987.com と a-plan-365.com は2024年2月13日の同じ日に登録(11時56分と14時27分)、2026年1月22日にも11分差で同時に更新。どちらも手数料4,000円
スカイキャッシュ と ラビットキャッシュ 料金表の数字 1万円から10万円まで1万円刻みの7日・10日の表が、振込額まで同じ数字

このうちメビウスは、2020年8月から2021年にかけて長崎県警が運営グループを摘発した業者です。報道によれば、2016年8月から2019年12月までに全国の延べ約2万人に約9億円を貸し付け、約5億円の利益を得ていました。同じ料金表を掲げていたディークリエイトやアラジンが、メビウスと同じ運営かどうかは分かりません。それでも、摘発された業者の料金表が、そのままの形でほかの名前のサイトに載っていたことは確かです。→ ディークリエイト・メビウス・アラジンの料金表を並べた記事

表の数字が同じでも、運営者が同じだとは言い切れません。料金表は計算式だけで作れるので、他社のサイトを写すのは簡単です。ただ、借りる側にとって大事なのは運営者が同じかどうかではありません。サイトの名前やデザインが違っても、払う額は同じ計算で決まっている、ということです。

同じ料金表の横に書かれていた言葉

料金表は同じでも、その横に並べる言葉は業者ごとに違いました。当サイトの各記事で確かめた、表と一緒に書かれていたことを抜き出します。

業者 料金表の横に書かれていたこと・確かめたこと
グッドタイム トップは「お利息は7日で20%・10日で30%です」とだけ書き、手数料は利息のページで初めて出てくる。「月に1回の返済を希望される方にも対応可能」とあるが、融資例は7日と10日だけ
ねずみ屋 料金を自分で公開する一方、しもひがし法務事務所は2026年9月に悪質度4(★★★★)で記録。サイトより高い利息を求められることがあり、勤務先に番号を隠した電話を大量にかけると記載
アバンテ 利息の表の10万円の行だけ、利息が20万円・30万円と書かれ、2025年3月から直っていない。「お客様の声」13本はすべて管理者のアカウント1つから出ている
エープラン 30歳以下と50歳以上は利息を10%にするとうたい、年齢や仕事、借金の状況ごとに「あなたも借りられる」と呼びかけるお知らせを何本も出していた
レオ 公式ブログに「実際に私達も”ソフト”は釣りです」「やっている事はソフトでもなんでもなく、ただの闇金ですよ」
シーリンク 体験談を「採用された方は当社ホームページに掲載する代わりに3万円差し上げます」と募集して集めた、と自分で書いた記事があった
ピースキャッシュ 限度額15万円。1万円の契約で振込4,000円。初回は必ず完済することを求める
キリン 1か月プランでは1万円を借りると利息5,000円と手数料3,000円が引かれ、振込は2,000円
ディークリエイト 紹介サイトの記録では「融資実行率、驚異の90%以上」「最大30万円」とうたっていた
スカイキャッシュ サイトの文章は「LINEで完結」のまま、申込みフォームの必須欄は2026年8月にSignalのIDとQRコードへ
ラビットキャッシュ 返済は「なるべく現金振り込み」で、1つの店舗で振り込みすぎると銀行員から声をかけられるので複数の店舗を探すよう客に求めていた

うたい文句は「月1返済」「融資実行率90%以上」「優良」「ソフト」とさまざまですが、どれも同じ料金表の上に乗っていました。業者が自分の言葉で違いを出しているのは、料金ではなく見せ方の部分です。そして、レオのブログのように、業者自身が「ソフト」を客を集めるための言葉だと書いていた例もあります。表の外に書かれた言葉で業者を選ぶと、同じ料金表の中で看板だけを選ぶことになります。→ レオの公式ブログに残っていた言葉

アバンテとエープランのように、ドメインが同じ日に取られ、同じ日に更新されている組み合わせもありました。二つのサイトは名前も見た目も違い、料金の書き方も少し違いますが、手数料はどちらも4,000円です。持ち主の名前は登録情報からは分からず、同じ運営者だと言い切る材料はありません。ただ、名前の違うサイトを二つ見比べて「こちらの方がまし」と選んだつもりでも、裏で同じ手が動いている可能性は消せない、ということです。

この料金表で、1万円がいくらになるのか

この形の料金表は、どれも「振込額=融資額 −(融資額 × 利率)− 手数料」で作られています。返す時は融資額そのものを返します。手数料が金額にかかわらず定額なので、少なく借りるほど、受け取る額の割合が小さくなります。

条件 受け取る額 返す額 期間あたり 年利に直すと
1万円・7日・手数料3,000円 5,000円 10,000円 100% 約5,214%
1万円・10日・手数料3,000円 4,000円 10,000円 150% 約5,475%
1万円・7日・手数料4,000円 4,000円 10,000円 150% 約7,821%
1万円・10日・手数料4,000円 3,000円 10,000円 約233% 約8,517%
3万円・7日・手数料3,000円 21,000円 30,000円 約43% 約2,235%
10万円・7日・手数料3,000円 77,000円 100,000円 約30% 約1,557%
10万円・7日・手数料4,000円 76,000円 100,000円 約32% 約1,647%

年利は「(返す額 − 受け取る額)÷ 受け取る額 × 365 ÷ 日数」で計算。

「7日で20%」と聞けば、1万円なら2,000円の上乗せだと感じます。実際には、手数料と合わせて5,000円が先に引かれ、受け取った5,000円を1週間で倍にして返します。10日のプランを選ぶと日数は3日延びますが、受け取る額はさらに1,000円減ります。手数料4,000円の業者で10日を選ぶと、1万円の契約で受け取るのは3,000円です。

比べる物差しを置いておきます。昔から高利の代名詞として使われる「トイチ」は10日で1割、年に直すと365%です。この料金表の1万円・7日は年約5,214%で、トイチのおよそ14倍にあたります。お金を貸す業者が超えると刑事罰の対象になる年20%と比べると、約260倍です。7日で20%という数字は、トイチの2割増し程度に聞こえますが、先に引かれる手数料を入れて受け取った額で数え直すと、まったく別の水準になります。→ トイチ(10日1割)を年利に直した記事

初めて借りる人ほど、少ない額で様子を見ようとします。この料金表では、その「様子見の1万円」がいちばん高くつきます。業者の多くが初回の限度額を低くし、「実績を積めば条件が良くなる」と書くのは、この割高な少額の取引を何度も繰り返させる仕組みでもあります。

「実績で利息が下がる」と書く業者の、下がるまでの道のり

同じ料金表を掲げる業者の多くは、利用を重ねると条件が良くなると書いていました。当サイトで確かめたものを並べます。

業者 サイトに書かれた「良くなる」条件 そこに届くまで
アストラル D・C・B・Aの4ランク。Aランクで「月1割」 16回以上の利用でAランク。3万円を15回借りると、利息と手数料だけで10万9,500円を払った後
ラビットキャッシュ 14日は完済5回、20日は7回、月1回払いは10回以上 月1回払いの表も利息30%+手数料5,000円。7日プランで1万円を10回完済すると、受け取り5万円に対して返済10万円
ねずみ屋 利用を重ねると月1割まで下がる 下がるまでの回数や金額は、当サイトが確かめた範囲では示されていない
スカイキャッシュ 手数料が初回3,000円から2回目以降2,000円に 利息の20%・30%は変わらない。2回目の1万円・7日でも受け取りは6,000円(年約3,476%)

「良くなる」条件は、どれも何回も完済した先にあります。そこまでの取引は、上の表の一番高い数字で行われます。条件が良くなる前に、払う額のほうが先に積み上がる作りです。→ ラビットキャッシュの完済回数ごとの料金表

同じ料金表のサイトが閉じても、その表の数字で貸す相手がいなくなったわけではありません。ラビットキャッシュは2025年9月に営業終了を告げましたが、2026年7月には同じ名前でLINEとSignalを使う相手の記録が法務事務所に残っています。サイトが消えた業者の名前で連絡が来たら、その名前の公式サイトの条件は当てになりません。

名前が違うサイトを見比べる時の、手元での確かめ方

1. 料金表の1万円の行だけを見る

どの業者も、表のいちばん上は1万円か2万円です。その行の「振込額」が5,000円や4,000円なら、上の16社と同じ形の料金です。サイトの名前、色、うたい文句が違っても、払う額は同じ計算で決まっています。

2. 「手数料」が利息の欄の外にあるかを見る

トップに「7日で20%」とだけ書き、利息のページで初めて手数料が出てくるサイトもありました。グッドタイムのトップは「お利息は7日で20%・10日で30%です」とだけ書き、手数料3,000円は利息のページに書かれていました。トップの数字だけで比べると、手数料の分だけ見落とします。

3. 「月1」「月1割」の表があるか、何回目から使えるかを見る

月1回払いや月1割をうたっていても、表が7日と10日しかない業者、何回も完済した後でないと使えない業者が多くありました。初回に使える表がどれかを先に確かめてください。

4. 同じ料金表のサイトを2つ以上見つけたら、どちらにも申し込まない

料金表や文章が同じサイトは、情報が共有されている可能性を否定できません。片方に送った勤め先や身分証の情報が、もう片方に渡らないとは誰にも言えません。

個々の業者のサイトに何が書かれていたかは、表に挙げた名前ごとの記事で確かめられます。当サイトのまとめから業者名をたどると、料金表の行ごとの数字と、サイトの今の状態を並べて読めます。→ ソフト闇金の条件を一覧で比べる

まとめ

  • 当サイトの検証で、「7日20%・10日30%」に手数料3,000円(または4,000円)を先に引く料金を掲げていた業者は16社。2026年10月に開けたのは6社
  • レオとフォーワードは料金表が全行一致、キリンとレギュラーはブログの書き手が同じ、ディークリエイト・メビウス・アラジンは料金表が同じ形
  • この表では、1万円・7日で受け取り5,000円、返済1万円=年利約5,214%。手数料4,000円なら受け取り4,000円で約7,821%
  • 手数料が定額なので、少なく借りるほど高くつく。「実績で利息が下がる」条件は、何回も完済した先にある
  • サイトが閉じても、同じ料金表は別の名前で現れ続けている

借りる前に確かめる順番と相談先は → ソフト闇金で借りる前に確かめること

確かめた資料:当サイトの個別記事で検証した各業者の公式サイト・保存記録・法務事務所の記録(スカイキャッシュ、グッドタイム、ねずみ屋、ラビットキャッシュ、アストラル、シーリンク、ディークリエイト、アラジン、レセント、レオ、フォーワード、レギュラー、キリン、ノーブル、ピースキャッシュ、アバンテ、エープラン、ポセイドン)/メビウス事件の報道(長崎新聞 2020年8月29日・2021年1月14日・3月22日)。確かめた日は2026年9月29日〜10月11日。